
寝具は毎日使うモノで、体を休めるために重要です。体に合わない寝具では、うまく疲れが取れない恐れがあります。
そのため、「絶対に後悔したくない!」と考えている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、1人暮らし初心者に向けて、自分に合った寝具の選び方を4つのポイントに分けて解説します。
【1人暮らし用のベッドと布団】どちらが適しているかを知ろう!
寝具はベッドと布団の大きく2種類に分かれます。どちらのタイプが自分に合っているのかを理解するところから、寝具選びを始めましょう。
この段落では、ベッドと布団、それぞれのタイプに向いている人の特徴を紹介します。
ベッドに向いている人
ベッドが向いている人は以下のような特徴があります。
- 睡眠の質を重視する
- 部屋のスペースに余裕がある
- 布団を都度収納するのが面倒
- 住む部屋がフローリング
- ベッド下の収納を活用したい
- 家具・インテリアへのこだわりがある
特に、部屋の床の種類(フローリングか畳)は重要なポイントです。これらのポイントについて、詳しくは後述するので確認してみてください。
布団に向いている人
- やわらかい場所で寝るのが苦手
- 家具にかかるコストを抑えたい
- 部屋のスペースが狭い
- 寝る場所にこだわらない
- 寝相がかなり悪い
- 布団を毎日収納することが苦ではない
布団は収納の手間がかかりますが、コストや部屋のスペースを節約できるというメリットがあります。
さらに、家具やインテリアへのこだわりもないといった場合は布団がおすすめです。
【1人暮らし用のベッドと布団】部屋の使い方に合わせた寝具選び
部屋の中に広いスペースを確保したい場合
ベッドは部屋の家具・インテリアの中でも、特に大きな場所を取ります。そのため、部屋が狭い、なるべく広い生活スペースを確保したい、といった場合は布団がおすすめです。
ただし、布団が場所を取らないといっても、収納スペースが必要になります。布団を選ぶ場合は、収納スペースの確保を忘れないようにしましょう。
スペースに余裕がなくても、どうしてもベッドが置きたいという人は、設置後のイメージを具体的にしておきましょう。お店やネットでベッドを購入し、実際に設置してみると「思ったより大きかった」というケースがあります。
購入後のギャップをなくすためにも、設置予定のスペースを正確に測り、より具体的なイメージを固めておくことが大切です。
リラックスできる空間として部屋を使う場合
ベッドはフレームと敷布団との間にマットレスがあります。マットレスの種類によっては、体にフィットして負荷がかかりにくいタイプも販売されています。
床の硬さを感じず底冷えもしないため、布団よりもリラックスした状態で眠ることができます。
睡眠の質や部屋でのリラックスを重視したい場合はベッドを選びましょう。
【1人暮らし用のベッドと布団】体質に合う寝具を選ぶ
汗をかきやすい人
寝ている最中に汗をかきやすい人にはベッドがおすすめです。ベッドの場合、床と直接接触していないので、床に湿気が溜まりにくくなっています。
湿気は床に繁殖するカビの原因となります。清潔を保つためにも、汗をかきやすい人はベッドを選びましょう。
また、マットレスと敷布団の間にベッドパッドという湿気吸収材を挟むと、より湿気が溜まりにくくなります。これは洗濯もできるため、清潔を保つこともできます。
寝相の悪い人
寝相の悪い人には布団がおすすめです。ベッドは高さがあり、寝相の悪い人は転落する恐れがあります。
ベッドでも転落防止の対策はできますが、余計なコストがかかってしまいます。手軽に安心して眠りたい場合は布団を選びましょう。
【1人暮らし用のベッドと布団】環境に合わせて寝具を選ぶ
フローリングタイプの部屋
部屋がフローリングタイプの場合はベッドを選びましょう。先述したように、ベッドであれば床にカビが生えにくいです。
さらに、フローリングはベッドフレームによる傷・凹みが付きにくくなっています。
ベッドフレームは下に十分な空間が確保されているタイプを選びましょう。掃除しやすく、収納スペースとしての活用もできます。
畳タイプの部屋
畳タイプの部屋は布団がおすすめです。畳の場合、ベッドフレームによる傷・凹みがついてしまう恐れがあります。
さらに、畳は冷気を通しにくく、フローリングよりも底冷えしにくいです。吸湿性もあるので、フローリングと比べるとカビも生えにくくなっています。
畳でどうしてもベッドを使いたい場合は、すのこベッドがおすすめです。すのこによって布団と畳の間に隙間が生まれます。
湿気が溜まりにくい環境となるため、カビの発生を抑える効果に期待できます。さらに、ベッドフレームほど重さもないため、傷や凹みなども付きにくいです。
【1人暮らし用のベッドと布団】1人暮らしにおすすめのベッド・布団の種類
おすすめのベッド・マットレス
収納付きベッド
納付きベッドというのは、ベッド下の引き出しやハンガーラック、本棚といった収納スペースがあるベッドのことです。
ワンルームや1Kなどの限られたスペースを有効活用し、新たな収納スペースを作れます。部屋の収納が足りないと感じている人はこのタイプのベッドがおすすめです。
収納付きベッドは通常のベッドと比べで費用がかかります。製品やメーカーにもよりますが、少なくとも1~3万円程度は価格が違います。
ソファベッド
ソファベッドはソファとベッド、両方の機能を持っています。限られたスペースにソファも置きたいと考えている人向けのベッドです。
オーソドックスな仕組みとしては、ソファの背もたれを倒すことでフラットなベッドとなります。
ソファベッドは1つの家具で2つの機能を持っているため、他のスペースを有効活用できるメリットがあります。しかし、その都度ソファとベッドの切り替えを行わなければなりません。
面倒な部分も理解した上で購入を決めましょう。
折りたたみベッド
就寝時以外は部屋のスペースを広く取りたいという人には、折りたたみベッドがおすすめです。
通常のベッドは設置したままなので、大きくスペースを圧迫します。しかし、折りたたみベッドは就寝時以外はコンパクトに折りたたんで、他のスペースを確保できます。
折りたたみベッドは敷布団と一緒にたためるというメリットがあります。また、種類によっては、リクライニング状態に変形できるタイプもあるなど多機能なベッドです。
ポケットコイルのマットレス
ポケットコイルマットレスは体圧を分散してくれる仕組みです。体の重たい部分は深く沈み、軽い部分は浅く沈みます。
体が包み込まれるような感覚があり、柔らかく寝心地の良いマットレスです。睡眠の質を重視したい人におすすめできるタイプとなっています。
おすすめの布団
抗菌防臭加工が施された布団
抗菌防臭加工の施された布団は、洗濯や天日干しが面倒という人におすすめしたい布団です。
布団は清潔を保つため、なるべくマメに天日干しを行い、雑菌や湿気などを取り除く必要があります。
しかし、時間がなかったり、面倒でやる気がおきなかったり、なかなかその手間をかけられないことも多いです。
抗菌防臭加工が施された布団であれば、雑菌の繁殖を防ぎ、布団の清潔を保ちやすくなっています。ただし、天日干しや洗濯を全くしなくてもいい、というわけではないので注意しましょう。
あくまでも頻度が少なくなる、という認識を持つことが大切です。
ウレタンの布団
布団へのこだわりがある人は、このウレタン製の布団が特におすすめです。ウレタンの布団は断熱性が高く、丈夫で軽いといった特徴があります。
布団のデメリットとなる底冷えや収納時の負担などを軽減してくれます。
丈夫で長く使えるということは、1人暮らしのランニングコスト軽減にも役立ちます。
【1人暮らし用のベッドと布団】まとめ
寝具は一日の疲れを取るためにも重要な家具です。コスト面だけで選ばずに、自分に合ったモノはどれかを見極められるようにしましょう。