空気清浄機は一人暮らしにいらない?必要性やメリット・デメリット

空気清浄機は一人暮らしにいらない?必要性やメリット・デメリット
空気清浄機は一人暮らしにいらない?必要性やメリット・デメリット

空気清浄機って何がいいの?」「ほしいけど買ってから後悔したくない」といった人は、本記事で解説する空気清浄機の必要性やメリット・デメリットをぜひ参考にしてみてください。

どのような人に向いているのか、購入する場合の選び方などについても解説しています。

あらかじめ予備知識を持っていれば、買うべきかどうか判断しやすくなるほか、自分の健康状態にマッチしたモデルを選べるようになります。

前向きに購入を検討する方は、「一人暮らしにおすすめ!空気清浄機3選」もチェックしてみてください。

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アレルギー体質の人は一人暮らしでも空気清浄機がおすすめ

おすすめ・向いている人

花粉やハウスダストなどに弱い方は、一人暮らしでも空気清浄機の購入を検討してみてください。

空気清浄機はその名の通り、室内の空気をきれいにする役割があります。

花粉やハウスダストはもちろん、臭いのもと(微粒子)なども収集し、フィルターを通してきれいな空気を放出してくれます。

著者自身、長年花粉症を患っていますが、空気清浄機の購入でシーズン中の症状を抑えられていると実感しました。

  

しかし、これだけでは「空気清浄機が自分に合っているか」判断できないかもしれません。

次項では、空気清浄機が向いている人・向いていない人について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしで空気清浄機が必要人

空気清浄機が必要な人の特徴を紹介します。

自分の体質や部屋の環境などと照らし合わせながらチェックしてみてください。

空気清浄機が向いている人

・アレルギー体質の人

・ペットを飼っている人

・道路沿いや工場近くなど、空気の汚れを感じる人

・インフルエンザなどの感染症予防に気をつけている人

・部屋に臭いがこもりがちな人

空気清浄機は、部屋の臭いや花粉・ホコリなどを取り除いてくれる家電です。

これらが原因で体調不良を起こす人は、空気清浄機の購入を検討してみてください。

一人暮らしで空気清浄機がいらない人

空気清浄機がいらない人(買って後悔するリスクのある人)を紹介します。

購入を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

空気清浄機が向いていない人

・花粉やホコリなどのアレルゲンに対して敏感ではない人

・窓を開けて換気する習慣がある人

・空気のきれいな場所に住んでいる人

・感染症予防にはマスクや手洗いなどの基本的な対策をしている人

・メンテナンスの手間やコストをかけたくない人

体質的に花粉やホコリ、臭いに反応しない人は、空気清浄機のメリットを感じにくいかもしれません。

また、空気清浄機は購入コストやメンテナンス、置き場所などの問題もあります。

空気清浄機が本当に必要かどうかを判断するために、自分の生活環境や健康状態をチェックしてみましょう。

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一人暮らし×空気清浄機のメリット

メリット

一人暮らしで空気清浄機を使うメリットについて解説します。

抱えている悩みや理想の生活にマッチするかどうか、チェックしていきましょう。

ホコリや花粉を吸い取ってくれる

空気清浄機の基本的な機能は、ホコリや花粉などをフィルターで吸い取ることです。

空気清浄機の内部には集塵フィルターが搭載されており、集めたホコリ・花粉を吸着させ、きれいな空気を外へ放出します。

部屋を掃除する時間がなくても、空気清浄機を稼働させるだけで、部屋に舞っている花粉・ホコリの量を減らせます

 

アレルギー症状や肌荒れの軽減だけでなく、掃除を楽にするメリットにも期待できますよ。

もちろん、空気清浄機の性能によって集塵能力には差があるので、詳しくは「一人暮らし向け!おすすめの空気清浄機3選」も参考にしてみてください。

臭い対策ができる

空気清浄機には脱臭フィルターも搭載されているため、部屋の臭い対策としても有効です。

一人暮らし向けの賃貸物件は決して広くないので、料理やタバコの臭いが部屋にこもりやすいですよね。

空気清浄機の脱臭フィルターには、臭いの原因となる分子を吸着する素材(活性炭など)が使われています。

 

そのため、部屋にこもった臭いはもちろん、タバコやペットの臭いなどの対策にも期待できます。

空気清浄機で臭い対策をすることで、部屋の空気をさわやかに保ちやすくなるでしょう。

タバコから排出される一酸化炭素など有害物質は、空気清浄機で分解できません

タバコを吸われる方は、定期的な換気も忘れないようにしましょう。

また、著者の場合、フィルターそのものにタバコの臭いが付いてしまい、臭いが部屋の中を循環したこともありました。

タバコを吸う方は、フィルターのこまめなメンテナンスや交換も必要です。

ウイルスやカビの軽減に期待できる

空気清浄機には、ウイルスやカビなどを不活性化する機能が付いている製品(イオン式空気清浄機)あります。

この効果については賛否両論あるものの、メーカーによっては第三者機関による検証も実施されています。

購入時は検証結果も参考に、空気清浄機を選んでみてください。

空気清浄機でウイルスやカビなどの動きを鈍くすることで、病気・疾患の予防効果に期待できます。

部屋の加湿ができる

空気清浄機には加湿機能が付いているタイプもあり、空気をきれいにしつつ、部屋の湿度も調整してくれます。

1台で2台分の働きをしてくれるため、1R・1Kなどスペースに限りがある部屋におすすめです。

喉や鼻(粘膜)の乾燥を防ぐことで、体調管理もしやすくなるでしょう。

気化式の加湿機能を搭載している場合、スチーム式(蒸気を使うタイプ)とは仕組みが異なります。

気化式は、タンクに溜めた水をフィルターに吸着させ、水分を蒸発させながら空気を送り出します。

スチーム式ほどの加湿には期待できないので、高い湿度を維持したい方にとっては、あまり満足できない性能かもしれません。

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一人暮らし×空気清浄機のデメリット

デメリット・注意点

一人暮らしで空気清浄機を使うデメリットについて解説します。

購入を前向きに検討している方は、必ずデメリットにも目を通し、期待する使い方ができるか確認しましょう。

設置スペースを確保する必要がある

空気清浄機は、部屋の中央に置くことで効果的に空気を循環させられますが、設置スペースを確保する必要があります。

一人暮らしの場合はスペースに限りがあるので、空気清浄機を置くと家具や荷物の配置に気を配らなければなりません。

 

また、コードやプラグも邪魔になりやすいので注意が必要です。

空気清浄機の設置場所としておすすめのポイントも紹介します。

おすすめの設置場所

部屋の中央:ホコリを吸収しやすく、空気の循環も効率的に行える

ベッドの足元:稼働音を遠ざけつつ、舞ったホコリを吸収しやすい

ドア付近:人の出入りで舞うホコリを吸収しやすい

※基本的には、吸込口と吹出口の周囲に障害物を置かない

上記を参考に、空気清浄機を購入する際は家具・家電を検討してみてください。

定期的なメンテナンスが必須

空気清浄機は、フィルターに汚れが溜まると性能が低下するので、定期的なメンテナンスが必須です。

一人暮らしの場合は、忙しくてメンテナンスを忘れがちになるかもしれません。

 

しかし、フィルターを放置していると、空気をきれいにする能力が低下するだけでなく、付着した臭いが放出される恐れもあります。

2~3週間を目安に、フィルターのホコリを取り除いたり、水洗いしたり、定期的なメンテナンスは欠かせません。

掃除の手間が1つ増えてしまうため、忙しい人にとってはデメリットとなるでしょう。

メンテナンスの方法や頻度は、製品によって異なるので、取扱説明書をよく読んでください。

フィルターの交換(購入)も必要

空気清浄機は、同じフィルターを使い続けることができません

どのメーカーも10年に1回は新しいフィルターと交換する必要があります。

ただし、この期間はあくまでも目安なので、メンテナンスを怠っていると早期交換(早ければ1年に1回)が必要です。

フィルターの種類・価格は製品によって異なるので、購入前に必ず確認してください。

効果を実感しにくい

空気清浄機は目に見えない汚れを除去してくれるので、効果を実感しにくい人もいるでしょう。

空気清浄機には部屋の臭いなどを感知するセンサー(表示器)が付いているものの、身体で効果を実感できない可能性があります。

とくに花粉症や部屋の臭いなどに悩まされていない人の場合、「本当に効果が出ているの?」「買わない方が良かったかも…」など後悔するかもしれません。

空気清浄機を購入する際は、目的がなければ使う意味を見出せないので注意してください。

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一人暮らし向けの空気清浄機の選び方

選び方

一人暮らし向けの空気清浄機の選び方について解説します。

空気清浄機の購入を前向きに検討している人は参考にしてみてください。

部屋の広さに合わせる

空気清浄機の稼働で最も重要なポイントは、部屋の広さに合わせることです。

空気清浄機には、最大適用床面積という指標があります。

この指標は、空気清浄機が30分で空気を清浄できる広さを指します。

 

最大適用床面積が広いほど清浄性能が高く、より広い部屋にも対応可能です。

たとえば、最大適用床面積が6畳の空気清浄機を10畳の部屋で使うと、十分に空気を清浄化できない恐れがあります。

素早く清浄したい場合は、床面積✕2倍を目安に購入しましょう。

目的と機能をマッチさせる

空気清浄機を使う目的と機能をマッチさせることで、生活上の悩み・問題の解決につながります。

空気清浄機には、さまざまな種類や機能があります。

空気清浄機の機能の例

HEPAフィルター:花粉やホコリなどの微粒子を高い精度で除去

活性炭フィルター:タバコの煙やペットの臭いなどを吸着

イオン発生器:ウイルスやカビなどの菌類を不活化

加湿フィルター:水分を含んだフィルターに空気を流し、部屋を加湿させる

自分がどんな物質や臭いに困っているか、どんな付加機能が必要かを考えてから、それに合った機能の空気清浄機を選ぶことが大切です。

フィルターのメンテナンス性で選ぶ

フィルターは掃除方法が簡単なほど、家事の手間も省けます。

フィルター掃除が簡単な空気清浄機の特徴を見ていきましょう。

フィルター掃除が簡単なタイプの特徴

・自動掃除機能が搭載されている

・フィルターを簡単に取り外して、ホコリや花粉を掃除できる

・加湿フィルターやタンクを丸洗いできる

フィルターを放置すると、空気清浄機の性能は十分に発揮されません。

日々の手入れが簡単なモデルを選んで、家事の手間を少しでも減らしましょう。

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一人暮らしにおすすめ!空気清浄機3選

おすすめ商品

一人暮らしにおすすめな空気清浄機を3種類紹介します。

価格や性能の異なるモデルなので、自分のライフスタイルと照らし合わせながらチェックしてみてください。

アイリスオーヤマ RHF-253-WM

アイリスオーヤマの「RHF-253-WM」は、空気清浄+スチーム式の加湿機能も搭載した空気清浄機です。

概要

項目内容
価格11,670円
サイズ24.7D x 29.7W x 49.7H cm
最大適用床面積10畳
加湿機能あり(スチーム式)
清浄性能・消臭
・除菌
※花粉、ホコリ、ペットやタバコの臭い
稼働音50dB
特徴・スチーム式でパワフルな加湿
・木目調のデザイン
・3種のフィルターで部屋を清浄化
※価格は2024年2月時点
※50db:静かな空間の話し声ほどの大きさ

スチーム式の加湿機は熱を使って水分を蒸発させているため、よりパワフルに部屋の中が加湿されます。

喉・鼻や肌の乾燥が気になる方にもおすすめできます。 

また、本体は木目調のデザインなので、部屋に馴染みやすいことも嬉しいポイントです。

シャープ 小型プラズマクラスター(FU-NC01)

シャープのFU-NC01は、従来型のプラズマクラスターに比べ、小型でどこにでも置きやすい空気清浄機です。

概要

項目内容
価格16,500円
サイズ19D x 19W x 33H cm
最大適用床面積6畳
加湿機能なし
清浄性能・集塵
・脱臭
・ウイルスの不活性化
※イオン発生によるウイルスの不活性化
稼働音・強:48dB
・中:34dB
・弱:22dB
特徴・コンパクトでどこにでも置きやすい
・プラズマクラスターでウイルスなどを不活性化
・360度の吸い込みで効率的に集塵
※価格は2024年2月時点
※50db:静かな空間の話し声ほどの大きさ

サイズはコンパクトですが、プラズマクラスターの性能は他のモデルと遜色ありません。

さらに、吸い込み口が本体下部の周囲に取り付けられているため、集塵性能の高さもポイントです。

価格も他のプラズマクラスターより安価に設定されているので、コストを抑えたい人は検討してみてください。

シャープ プラズマクラスター(KC-R50)

シャープのKC-R50は、プラズマクラスターによる花粉・ホコリの浮遊を抑制しつつ、効率的な集塵で部屋を清浄化してくれる空気清浄機です。

概要

項目内容
価格21,800円
サイズ23D x 39.9W x 61.3H cm
最大適用床面積23畳
加湿機能あり(気化式)
清浄性能・集塵
・脱臭
・ウイルスの不活性化
※イオン発生によるウイルスの不活性化
稼働音・強:52dB
・中:38dB
・弱:20dB
特徴・広い面積に対応
・加湿の水はイオンカートリッジで菌を抑制
・部屋に気流を作り出し、効率的に集塵
※価格は2024年2月時点
※50db:静かな空間の話し声ほどの大きさ

KC-R50は、本体上部から空気を送り出すことで部屋の中に気流を生み出し、効率的に空気が清浄化されます。

さらに、プラズマクラスターによって花粉・ホコリの静電気が取り除かれるため、微細な粒子が壁に付着するのも防いでくれます。

部屋の集塵・脱臭+加湿も可能なので、花粉症や乾燥に悩まされる方におすすめの加湿機です。

著者が購入した空気清浄機も、上記と同等の性能・機能を持ったプラズマクラスターです。

就寝時は静音モードで稼働させられるため、音が気にならずに起きたときの喉の乾燥や鼻詰まりなども抑えられました。

ただし、タバコを吸ってしまうと、フィルターに臭いが移ってしまうので注意してください。

生活上の悩み・問題を抱える場合は空気清浄機を購入しよう!

花粉症や部屋の臭いなどに悩まされる人は、空気清浄機の購入を検討しましょう。

花粉やホコリはもちろん、臭いの原因物質まで取り除いて、空気を清浄化してくれます。

加湿機能搭載のモデルであれば、肌の悩みにも効果が期待できます。

 

ただし、目的なく購入すると、稼働させる意味がわからなくなってしまい後悔する恐れがあるので注意してください。

また、空気清浄機は設置スペースも考慮しなければならないので、稼働場所を想定してから購入しましょう。

目的・設置スペースがはっきりすれば、空気清浄機は欠かせない家電になるはずです。

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