一人暮らしの電気代8,000円はもったいない!高い原因と節約術を徹底解説

一人暮らしの電気代8,000円はもったいない!高い原因と節約術を徹底解説

投稿日:2025年8月18日 | 最終更新日:2025年8月18日

一人暮らしの電気代8000円はもったいない!高い原因と節約術を徹底解説

一人暮らしで電気代が月8,000円を超え「もったいないなぁ」と感じていませんか。結論からお伝えすると、電気代8,000円/月という金額は、平均よりも高い可能性が高いです。

この記事を読めば、電気代が高くなる原因から、エアコンなど家電別の節約術、さらには効果的な電力プランの見直し方まで、あなたの電気代を安くするための方法が全てわかります。原因を突き止め、今日から実践できる節約術で無駄な出費をなくしましょう。

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一人暮らしの電気代8,000円は平均より高い?季節別の相場と比較

平均・相場

毎月の請求書を見て「一人暮らしなのに電気代が8,000円もかかっている…」と驚いた経験はありませんか?

次項では、公的なデータを基に、一人暮らしの電気代8,000円が本当に高いのかどうかを徹底的に検証します。季節別・地域別の平均額と比較することで、ご自身の電気代の立ち位置を正確に把握しましょう。

【結論】一人暮らしの電気代8,000円は高い!

一人暮らし電気代8,000円/月は、全国平均と比較して「高い」と言えます。

総務省統計局が発表している家計調査によると、2024年における単身世帯(一人暮らし)の電気代の月平均額は6,756円でした。
※出典:総務省 統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯

年間を通して毎月8,000円を超えている場合、平均よりも約1,000円以上多く支払っていることになります。年間に換算すると12,000円以上の差となり、決して小さな金額ではありません。

もちろん、これはあくまで平均値です。電気代が特に高くなる夏や冬の時期だけであれば8,000円を超えることも考えられます。しかし、年間平均でこの金額に達している場合は、電気の使い方や契約内容を見直す必要があると言えるでしょう。

季節別で見る一人暮らしの電気代平均額

8,000円/月の電気代は、必ずしも高すぎるとは限りません。季節によって電気代は変動するため、以下のグラフと自宅の電気代を比較してみましょう。

季節別の電気代平均
※出典:総務省 統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯

上記のとおり、冬(1~3月)と夏(7~9月)は電気代が高騰します。エアコンや暖房機器の使用頻度・時間が増え、消費電力が多くなるためです。

テレワークで在宅時間が増えた」「旧式の家電製品を使っている」など、条件次第では冬・夏に電気代が8,000円を超えるかもしれません。

地域によっても電気代は異なる

電気代は、お住まいの地域によっても変わってきます。その理由は主に2つあり、1つは気候の違いによる冷暖房の需要差、もう1つは契約する電力会社ごとの料金設定の違いです。

下の表は、全国の主要都市における単身世帯の年間電気代平均額をまとめたものです。ご自身の住むエリアの平均額と比較してみましょう。

地域別の電気代平均

地域月平均電気代年間電気代
北陸・東海地方6,794円81,528円
関東地方6,566円78,792円
近畿地方6,648円79,776円
中国・四国地方7,437円89,244円
九州・沖縄地方6,274円75,288円
※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 1世帯当たり1か月間の収入と支出(2024年)

北陸・東北地方は暖房需要が、中国・四国地方はオール電化の普及率が高く、他の地域より電気代は高い傾向にあります。

このように、地域によって電気代の差があることがわかります。もしご自身の住む地域の平均額よりも明らかに高い場合は、季節要因だけではない、別の原因が隠れていると考えられます

次項では、なぜ電気代がこれほど高くなってしまうのか、その具体的な原因を探っていきます。

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一人暮らしで電気代が8,000円を超える原因

原因・理由

一人暮らしで電気代が8,000円を超えるのには、必ず理由があります。まずはご自身の生活習慣や契約内容を振り返り、どこに原因が潜んでいるのかを突き止めましょう。

ここでは、電気代が高くなる主な原因を6つに分けて詳しく解説します。

原因① エアコンの使いすぎ

エアコンは家庭内における消費電力の大部分を占めるため、電気代が高くなる最大の原因です。特に夏の冷房と冬の暖房を長時間使用することで、電気代は一気に跳ね上がります。

家電製品別の消費電力を比較

家電製品消費電力の目安(年間)
エアコン769kWh
冷蔵庫267kWh
温水洗浄便座160kWh
照明15kWh
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト

電気代が跳ね上がるケース

・夏場に設定温度を25℃以下、冬場に23℃以上に設定している

・部屋の広さに合わないエアコンを使っている

・電源のオン/オフを1日に何度も繰り返している

・「自動運転」モードではなく、常に「強風」で運転している

・エアコンのフィルターを長期間掃除していない

一般的に、エアコンは設定温度と外気温の差が大きいほど多くの電力を消費します。そのため、冷房よりも外気温との差が大きくなりやすい冬の暖房の方が、電気代は高くなる傾向にあります。

原因② 家電の消費電力が大きい

エアコン以外にも、一人暮らしの住まいには多くの家電製品があります。

特に、熱を発生させる家電やモーターを搭載した家電は消費電力が大きい傾向にあります。例えば、以下のような家電は注意が必要です。

注意が必要な家電製品

家電製品消費電力の目安
電気ストーブ
※ハロゲンヒーター
約300W~1,000W
ドラム式洗濯乾燥機
※乾燥時
約1,000W
IHクッキングヒーター約100~1,500W
ヘアドライヤー約600~1500W
電気ケトル約800~1500W

上記の家電製品の使用頻度が高い場合は、出力を抑えたり、使用を控えたり、節電を心がけましょう。

古い家電は最新の省エネモデルと比較して格段に消費電力が大きい場合があるため、買い替えも検討してください。

家電の節電方法については、>>家電別の電気代節約術で詳しく解説します。

原因③ 契約アンペア数が高すぎる

契約アンペア数は基本料金の軸となるため、高すぎるアンペア数は無駄な電気代につながります

契約アンペアとは、一度に使える電気の最大量を指します。アンペア数が大きいほど、同時稼働できる家電製品が増えるイメージです。

一人暮らしの場合、一般的に20Aまたは30Aが目安とされています。しかし、入居時のまま40Aや50Aといった高いアンペア数で契約していると、必要以上に高い基本料金を毎月支払い続けることになります。

自分のライフスタイルにマッチしたアンペア数の割り出し方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らしの電気は何アンペア数が適切?目安や変更手続きも解説

原因④ 在宅時間が長く電気の使用量が多い

テレワークやリモートワークへの移行によって在宅時間が長くなり、無意識のうちに電気使用量を押し上げるケースもあります

日中に自宅で仕事をする場合、以下のような形で電気の使用量が増加します。

電気使用量が増えるケース

・パソコンやモニター、周辺機器の終日利用

・日中の照明器具の利用

・冷暖房の稼働時間の増加

・昼食の自炊による調理家電(電子レンジ、IHコンロなど)の使用

・休憩中のテレビ視聴やスマートフォンの充電

特に、これまで日中は留守で電気をほとんど使わなかったという方は、在宅勤務によって電気代が1.5倍〜2倍になるケースも珍しくありません。

原因⑤ 電力会社の料金プランが合っていない

自分のライフスタイルに合っていない料金プランを契約し続けていると、知らず知らずのうちに損をしている可能性があります

例えば、以下のようなケースが考えられます。

プランが合わないケース

・入居時から契約している大手電力会社の標準プランのままになっている

・日中在宅しているのに、夜間の電気代が安くなるプランを契約している

・電気をあまり使わないのに、使用量が多い人向けの割引プランに入っている

・ガスやスマホとセットで安くなるプランがあるのに、別々に契約している

また、昨今の電気代高騰の要因である「燃料費調整額」の上限の有無も、電力会社によって異なります。単価上限が設定されていない電力会社の場合、燃料価格が上がると電気代が青天井で高騰するリスクがあります。

現在の契約内容を確認し、よりお得な新電力やプランへの乗り換えを検討することも重要です。

原因⑥ オール電化は仕方がない

お住まいの物件がオール電化の場合、電気代が8,000円、あるいはそれ以上になることは珍しくありません。オール電化住宅の場合、ガス代がかからない分、給湯や調理を含むすべてのエネルギーを電気でまかなうため、電気代が高くなるのは仕方のないことです。

特に、お湯を沸かす「エコキュート」や「電気温水器」、調理に使う「IHクッキングヒーター」は多くの電力を消費します。そのため、ガス併用住宅と同じ感覚で「電気代8,000円は高い」と判断するのは早計かもしれません。

ただし、オール電化だからといって節約を諦める必要はありません。多くのオール電化向けプランは、電気温水器がお湯を沸かす深夜帯の電力が安く設定されています。

この仕組みをうまく活用できているか、日中の電気の使い方は適切かなど、プランに合わせた生活を意識することで、無駄な出費を抑えることは十分に可能です。

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今日から実践!一人暮らしの電気代を8,000円未満に節約する方法

節約方法

電気代が8,000円を超えてしまうのは、日々の電気の使い方が原因であることがほとんど。しかし、裏を返せば、毎日の小さな工夫を積み重ねることで、電気代は確実に安くできるということです。

ここでは、誰でも今日からすぐに始められる具体的な節約術を、家電別、シーン別に徹底解説します。無理なく続けられる方法を見つけて、賢く電気代を節約しましょう。

家電の使い方を見直す

消費電力の大部分を占めるのが家電製品です。中でも、エアコンや暖房機器など消費電力の大きい家電製品の使い方を見直すことで、実感しやすい節電効果に期待できます

家電製品別に、節電効果が見込める使い方を見ていきましょう。

家電製品の上手な使い方

・エアコン  :夏は28℃、冬は20℃の設定で稼働させる

・冷蔵庫   :容量の7割程度を意識して食品を詰め、扉の開閉頻度を減らす

・照明    :電球はLEDに変え、センサーライトで無駄な消費電力を抑える

・テレビ   :明るさを下げ、つけっぱなしを避ける

・洗濯機   :週1~2回のまとめ洗いで消費電力を抑える

・温水洗浄便座:使わないときは蓋を閉め、熱の放出を防ぐ

上記のように、ちょっとした習慣付けを意識するだけで、消費電力を抑え、電気代の節約につながります。

詳しくは以下、「一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選

お風呂の入り方を工夫する

お湯を沸かす(給湯する)エネルギーは、電気またはガスを使います。オール電化住宅の場合は、給湯にかかる電気代も無視できません。

以下のポイントを日々の生活に取り入れてみましょう。

・追い焚きの回数を減らす
お湯を張り直すよりも経済的な追い焚きですが、何度も繰り返せばその分エネルギーを使います。お湯が冷めないうちにすぐ入浴し、追い焚きの回数を減らしましょう

・シャワーの時間を短くする
シャワーを1分間流しっぱなしにすると、約10~12Lのお湯を使います。体を洗っている間はシャワーを止めるなど、1日1分シャワーの時間を短縮するだけでも、年間で数千円のガス代・水道代の節約につながります

・節水シャワーヘッドに交換する
手軽に交換できる節水シャワーヘッドは、少ない水量でも水圧を保てるように工夫されています。使うお湯の量が減るため、給湯にかかる電気代やガス代の節約に期待できます

お風呂は電気代+ガス代+水道代を消費するため、上記のポイントを習慣化することで、余計な生活費を節約できるでしょう。

電力会社・料金プランを見直す

電力会社・料金プランの見直しは電気代をコンスタントに節約できるため、日々の節電より手軽に電気代8,000円未満を目指せます。

電力会社・料金プランの見直しで節約できる理由

・契約アンペアの見直しにより、基本料金を下げられる可能性がある

・ライフサイクルにマッチしたプランを選ぶことで、従量料金単価を下げられる

・セットプラン(ガスやインターネットなど)の契約により、生活費全体の節約につながる

2016年の電力自由化により、大手電力会社以外も電気の小売り事業に参入できるようになりました。現在、料金プランは多様化され、利用者のライフスタイルに応じてプランを選べます

自分の生活にマッチした電力会社・料金プランが見つかれば、日々の節約とは関係なく、コンスタントに電気代を節約できます

電力会社・料金プランの見直しについては、以下「一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選」でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選

どの電力会社・料金プランを選べばいいか判断できないときは?

どの電力会社・料金プランを選べばいいか判断できないときは、「くらしテク」に相談してみましょう。

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一人暮らしの電気代が8,000円を超えることに関してよくある質問

よくある質問・Q&A

一人暮らしで電気代8,000円を超えることについて、よくある質問と回答をご紹介します。ご自身の生活と照らし合わせて、疑問・不安を解消しましょう。

一人暮らしで電気代8,000円/月を超えるのはおかしい?

全国平均と比較した場合、一人暮らしで電気代が8,000円/月を超えるのはおかしいかもしれません。総務省統計局のデータによると、2024年時点の一人暮らしの電気代平均は6,756円/月でした。

※出典:総務省 統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯

電気代が8,000円/月を超える場合、以下の原因が考えられます。

電気代が8,000円/月を超える主な原因

・家電製品の使い方を間違えている

・消費電力の大きい家電を長時間使っている

・在宅時間が長くなった

・ライフスタイルと契約中の料金プランが合っていない

具体的な節約方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選

夏・冬は一人暮らしでも電気代8,000円/月を超える?

夏・冬は、一人暮らしでも電気代8,000円/月を超える可能性はあります。電気代高騰の原因は、エアコンや暖房機器の使用です。

エアコン・暖房機器の消費電力が大きい理由

・運転開始時は高出力で稼働するため

・稼働時間が長くなりがち

・フィルターの目詰まりにより出力が高くなる

エアコンや暖房機器は、室温と設定温度の差が大きいほど、高出力で稼働します。さらに、快適な環境を維持するため、長時間の稼働もやむを得ないため、エアコン・暖房機器の消費電力(電気代)は大きくなりがちです。

夏・冬など、寒暖差が大きい時期は電気代が高騰しやすいため、家電製品の使い方を工夫しましょう。ただし、「使わない」「稼働時間を減らす」といった行為は健康を害するリスクがあるため、無理のない範囲で節電してください

オール電化の場合、一人暮らしでも電気代8,000円/月を超えるのは当たり前?

オール電化の場合、一人暮らしでも電気代は10,000円/月前後が相場です。8,000円/月はむしろ安いため、節電が成功していると言えます。

より電気代を安くしたい場合は、「家電製品の使い方の見直し」「生活習慣の見直し」「電力会社の乗り換え」を実践しましょう。

詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らしの電気代を徹底節約!効果を実感しやすい節約術12選

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まとめ

一人暮らしの電気代が8,000円を超える場合、平均と比較して高い状態です。ただし、夏や冬などのエアコン・暖房機器を使う時期であれば、8,000円を超える可能性もあります。

季節を問わず、コンスタントに電気代を節約したい場合は、電力会社・料金プランの乗り換えを検討しましょう。電力会社によっては、「夜間のみ電気代(従量料金単価)が安い」「ガスとのセットプラン」など、割安な料金プランも提供されています。

ライフスタイルにマッチする電力会社・料金プランが見つかれば、節電とは関係なくコンスタントに電気代を節約できます。

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