投稿日:2024年8月25日 | 最終更新日:2024年9月2日
一人暮らしを始めると、「忙しくて毎日洗濯できない」「着替えが思ったより足りない」など、家事と仕事のバランスに苦戦するかもしれません。
そこで今回は、適切な洗濯の頻度について、メリット・デメリットと併せて解説します。衣類の種類別に適した洗濯頻度も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
また、洗濯の頻度が少なく、衣類の嫌な臭いが気になる人に向けた対処法も解説しています。清潔な衣類を着続けるためにもチェックしておきましょう。
適切な洗濯の頻度がわかれば、家事の負担を抑えやすくなるほか、シャツやインナーなどの余計な着替えを購入する必要もありません。
自分のライフスタイルを確立して、ストレスフリーな生活を目指しましょう。
【体験談】毎日の洗濯は無理!一人暮らしなら週2~3回がおすすめ
一人暮らしの洗濯は、洗濯にかかる負担・手間を考慮して週2~3回がおすすめです。仕事柄、毎日スーツを着用する場合、シャツやインナー、下着の洗濯が欠かせません。
しかし、毎日洗濯していては、家事の負担が大きくなるだけでなく、水道代や洗剤などの費用もかかります。一方、週に1回のペースでは、洗濯物が大量に溜まってしまい、洗濯機に収まりきらないでしょう。
著者の場合はスーツを着用していたため、週に2~3回は洗濯していました。シャツ・インナーの予備はそれぞれ3~4着ずつ。平日夜は19:00頃を目安に洗濯機を回し、騒音問題にならないよう気を付けていました。
また、平日はアイロンがけをする気力がなかったので、基本はノンアイロンシャツを着回します。
洗濯のタイミングや衣類の種類を工夫すれば、最低限の洗濯頻度で日々清潔な衣類を着続けられます。
一人暮らし×洗濯の頻度別メリット・デメリット
一人暮らし×洗濯の頻度別メリット・デメリットを解説します。
あなたのライフスタイルと照らし合わせつつ、自分にマッチする頻度を見つけてみましょう。
毎日
毎日洗濯するメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・洗濯物にカビが発生しにくい ・省スペースに干せる | ・家事の負担が多くなる ・水道代や洗剤などの費用がかかる |
毎日の洗濯であれば、汚れた衣類を洗濯槽や洗濯カゴに溜める必要がありません。湿気を含む洗濯物はカビ・雑菌の温床になりがちなので、毎日の洗濯はこうしたリスクを防げるでしょう。
さらに、1回の洗濯物の量が少ないため、一人暮らし向けの賃貸物件でも限られたスペースに干せます。
ただし、朝・夜のどちらかに洗濯しなければならないため、家事の負担を感じやすくなります。洗剤の消費量も多くなり、コストもかかるでしょう。
週2~3回
週2~3回、洗濯を行うメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・家事の負担を減らせる ・衣類のストックを減らせる ・干すスペースを圧迫しにくい | ・雑菌が繁殖しやすくなる ・平日の夜にも洗濯機を回す必要がある |
週2~3回は一般的な洗濯頻度です。休日1回、平日に1回であれば、仕事帰りでも家事の負担は少ないでしょう。衣類のストックは、2~3着ほどであれば着回せます。
ただし、洗濯機に衣類を放置すると、湿気により雑菌が繁殖しやすくなります。嫌な臭いが残る原因となるため、洗濯物の保管方法を工夫しなければなりません。
汚れた衣類の保管方法については、以下の記事で解説しています。
また、平日の夜は騒音問題に発展するリスクもあり、時間帯を見計らう必要もあるでしょう。洗濯のタイミングについては、以下の記事を参考にしてみてください。
週1回
週1回、洗濯を行うメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・家事の手間がかからない ・平日の夜に洗濯する必要がない ・水道代を節約できる | ・衣類に雑菌が繁殖しやすい ・着回しできない ・干すスペースが足りないかもしれない |
週1回の洗濯であれば、休日にまとめて洗濯できます。平日の夜に洗濯機を回す必要がないため、騒音トラブルに発展するリスクを抑えられるでしょう。
また、毎日洗濯する場合に比べ、1ヶ月あたり約300円(容量5㎏)の水道代節約に期待できます。
ただし、洗濯機に衣類を放置する期間が長いため、雑菌やカビの繁殖リスクは高まります。さらに、7日分の衣類をストックしなければならず、着回しには不向きでしょう。
干すスペースも考慮しなければならないため、可能であれば週2回以上の洗濯をおすすめします。
【一人暮らし×洗濯】衣類別のおすすめ洗濯頻度
下着やインナー、バスタオル、ニットなどの衣類別に、おすすめ洗濯頻度を解説します。
下着・インナー
下着やインナーは、毎日もしくは2日に1回の頻度がおすすめです。下着・インナーは、汗や皮脂が染みつきやすく、放置すると雑菌・カビの繁殖を招きます。
清潔な状態で着続けるためにも、できるだけ高い頻度で洗濯しましょう。
バスタオル
バスタオルは、乾燥させる時間を設けていれば2~3日に1回でもOKです。バスタオルは水分を吸収しやすく、放置すると雑菌・カビが繁殖します。
使用後は必ず乾燥させ、嫌な臭いの蓄積を防ぐことが大切です。
ニット・セーター
ニット・セーターは、汚れ具合や臭い、着用頻度に合わせて洗濯しましょう。目安としては、1シーズンに1回程度です。
できれば、衣替えの前に1度洗濯することをおすすめします。
ズボン
ズボンは、着用頻度・臭いの強さに応じて洗濯してください。涼しい時期でも、股やお尻部分は汗をかきやすく、放置すると嫌な臭いが漂ってきます。
目安としては、夏が2~3回、冬は4~6回の着用で洗濯しましょう。
寝具(シーツや枕カバー)
寝具は、週に1回の洗濯が目安です。シーツや枕カバーは汗を吸収しやすく、湿気も溜まりがちなので、嫌な臭いも蓄積します。
しかし、週に数回の洗濯は難しいため、週1回を目安に洗濯しましょう。布団も天日干しして、湿気を取り除くと清潔を維持しやすくなります。
部屋着・パジャマ
部屋着・パジャマは週2~3回の洗濯がおすすめです。とくにパジャマは、就寝中に汗・皮脂を吸収しており、着続けていると嫌な臭いが定着しやすくなります。
最低でも1着の予備を用意しておき、着回せるように準備しましょう。
洗濯頻度が低い人向け!嫌な臭いを予防する3つの方法
洗濯頻度が低いと、洗濯槽に汚れた衣類を放置してしまい、雑菌・カビの繁殖で嫌な臭いを発生させることもあるでしょう。
次項では、毎日・週2~3回の洗濯ができない人に向け、嫌な臭いを予防する方法について解説します。
汚れた衣類は乾燥させる
汗や皮脂の付いた衣類は、あらかじめ乾燥させて洗濯槽に入れておくと、雑菌・カビの繁殖を抑えられます。雑菌・カビの繁殖条件は、湿度60~80%、温度20~30度の環境です。
つまり、衣類の湿気さえ取り除いておけば、繁殖条件が整うリスクを抑えられます。もちろん、洗濯槽の乾燥も忘れてはいけません。
サーキュレーターや扇風機、ベランダなどで衣類を乾燥させてから洗濯槽へ入れましょう。
重曹で臭いを除去する
重曹には消臭作用があるため、衣類の気になる臭いを取り除く効果に期待できます。方法は次のとおりです。
重曹の使い方
1. 40度前後のお湯を10L用意する
2. 重曹を大さじ1杯入れる
3. 30分ほど衣類を浸け置きする
上記の手順であれば、衣類を傷めにくく、臭いを取り除けるでしょう。
ただし、ウールやシルクなどのデリケートな素材は、生地を傷める恐れがあるので注意してください。
干すときは日光に当てる
日光による紫外線は、雑菌を不活性化(死滅)する効果があると言われています。湿気のある衣類を放置して雑菌が繁殖したとしても、天日干しにより雑菌を死滅させられる可能性があります。
嫌な臭いの原因を取り除けるほか、特別な道具も必要ありません。誰でも手軽にできる方法なので、休日に試してみましょう。
一人暮らしで毎日・週2~3回の洗濯ができないときの対処方法2つ
一人暮らしで毎日もしくは週2~3回の洗濯ができないときでも、空いた時間で洗濯できる方法を解説します。
IoT機能の洗濯機を購入する
IoT機能の洗濯機には、以下の特徴があります。
IoT機能の洗濯機とは
✓ スマホによる遠隔操作で洗濯機を回せる
✓ 洗剤・柔軟剤が少なくなると通知される
✓ 天候や普段の洗濯に合わせた洗濯方法を提案
IoT機能を搭載した洗濯機であれば、残業で忙しいときでも自宅の洗濯機を回せます。干す作業は必要ですが、深夜に洗濯機を回す必要がありません。
洗濯に関するサポート機能も充実しているので、一人暮らしの場合は購入を検討してみましょう。
家事代行を利用する
家事代行の利用により、衣類の特性に応じた洗濯や、嫌な臭いを残さない洗濯も任せられます。家事代行とは、専門スキル・知識を持つ業者に家事を代行してもらえるサービスです。
週に1回程度しか洗濯できない場合、衣類や洗濯槽に雑菌が繁殖し、嫌な臭いを定着させる恐れがあります。
しかし、家事代行であれば、臭いの原因を取り除きつつ、衣類をきれいに仕上げてくれるでしょう。
中でも、著者のおすすめは家事代行サービスの「ベアーズ」です。
ベアーズとは
✓ 洗濯や掃除、料理、買い物など一通りの家事を任せられる
✓ 徹底した教育・研修を受けたプロのスタッフを派遣してもらえる
✓ サービス内容は自分でカスタマイズ可能
ベアーズでは、初回に無料カウンセリング(オンライン)があり、自分にマッチするプランを提案してもらえます。洗濯だけでなく、他の家事も任せたい場合はカウンセリングも受けてみましょう。
本ページからの利用で初回9,900円〜申し込めるため、ぜひ検討してみてください。
毎日・週2~3回の洗濯ができないときの注意点4つ
一人暮らしで毎日・週2~3回の洗濯ができないとき、間違った方法で洗濯をするかもしれません。
衣類がきれいに仕上がらない恐れもあるため、次項で解説する注意点も頭に入れておきましょう。
洗濯機に衣類を詰め込みすぎない
洗濯機に衣類を詰め込みすぎると、洗浄力は1/3程度にまで低下するため注意しましょう。洗濯機の許容量を超えた場合、洗濯槽で衣類の動く隙間がなくなり、汚れが落ちにくくなります。
目安としては、洗濯槽の内側にある銀色の部分が見えるくらい(容量の6~7割)です。5㎏の洗濯機であれば、3~3.5㎏くらいの衣類を入れて洗濯しましょう。
浴槽の残り湯は「洗い」のみ使う
浴槽の残り湯を使う場合は、「洗い」のみに限定し、「すすぎ」には使わないようにしましょう。洗濯用洗剤には、汚れを再付着させない作用があります。
洗いの段階であれば、残り湯を使っても汚れが付着する心配はありません。しかし、すすぎでは洗剤の効果が薄れてしまうため、残り湯の汚れや雑菌が付く可能性があります。
水道代を節約しつつ、きれいに洗濯するには、洗いのみに残り湯を使いましょう。
洗濯物は洗ってすぐ干す
洗濯物を放置すると雑菌が繁殖し、嫌な臭いを定着させる恐れがあります。洗濯後の洗濯槽は湿気が充満しており、気温の高い時期は雑菌が繁殖しやすい環境です。
洗剤・柔軟剤を使っていても、雑菌は繁殖します。そのため、洗濯終了後は速やかに洗濯物を外に干し、雑菌の繁殖を抑えましょう。
必ずランドリーバスケット(洗濯カゴ)を使う
汚れた衣類をまとめたいときは、必ずランドリーバスケット(洗濯カゴ)を使い、湿気の溜まらない環境を作りましょう。
前述したとおり、洗濯槽の湿気は雑菌の繁殖を助けます。汚れた衣類を放置すると、洗濯槽にも雑菌が繁殖するかもしれません。
ランドリーバスケットは通気性が考慮されているため、洗濯槽よりも雑菌の繁殖を抑えやすくなります。
まとめ部分
一人暮らしの場合、毎日の洗濯は現実的ではないかもしれません。しかし、週に1回程度では、着替えのストックが足りないほか、洗濯機に衣類が収まりきらない可能性もあります。
そのため、理想的な洗濯頻度は週に2~3回です。この頻度であれば、日々着用するシャツやインナーを着回しやすく、衣類に嫌な臭いも定着しにくくなります。
もし、自分で家事をこなす余裕がなければ、家事代行も検討してみてください。ベアーズであれば、洗濯はもちろん料理や掃除なども任せられます。