投稿日:2025年2月26日 | 最終更新日:2025年2月26日

賃貸物件は間取りの選択肢が多く、どれが自分のライフスタイル・収入にマッチするのか判断が難しいですよね。とくに広い間取りでは「持て余すのではないか」「家賃が収入に見合わないかも」など、疑問・不安があるでしょう。
そこで今回は、4LDKにフォーカスして向いている人や4LDKを選ぶ際の注意点を解説します。4LDKを選ぶポイントも解説するので、賃貸物件を探す際はぜひ参考にしてみてください。
現在の収入や理想の暮らしを照らし合わせることで、「4LDKが自分にマッチしているか」「入居後にリスクはないか」を判断できるでしょう。
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4LDKの広さと間取りは?
4LDKとは、LDK(リビング、ダイニング、キッチン)と別に個室が4部屋ある間取りを指します。
部屋の広さは約80~95㎡、ファミリー層を想定した賃貸物件です。そのため、一人暮らしでは「広すぎる」と感じるかもしれません。
具体的な広さ・間取りがイメージできるよう、4LDKの代表的な間取りの例を見ていきましょう。
4LDKの間取り例
・廊下に面した3部屋+LDK+和室のタイプ
・ 玄関からLDKを通って各個室(4部屋)につながるタイプ
・ 玄関を中心に、個室やLDKが左右にわかれるタイプ
上記のとおり、4LDKほど専有面積の広い賃貸物件では、部屋の配置が物件により異なります。部屋数も多いため、用途やライフスタイルに合うか事前に検討しましょう。
一人暮らしで4LDKが向いている人

一人暮らしで4LDKに向いている人の特徴は次のとおりです。
高額な家賃を支払える人
毎月数十万円の高額な家賃が支払える人は、生活費の圧迫を気にせず4LDKに住めるでしょう。
東京都を例に、4LDKの家賃相場を解説します。
東京都の家賃相場
・都内の平均:27万6,000円
・最安値 :13万8,000円(青梅市)
・最高値 :86万円(港区)
※2025年2月時点
家賃は「収入の1/3~1/4」が目安と言われています。たとえば、青梅市の4LDKに住む場合、必要な収入は次のとおりです。
収入の目安
・月収:13万8,000円(家賃)× 3 = 41万4,000円
・年収:41万4,000円 ×12ヶ月 = 496万8,000円
※年収はボーナスを含めず算出
上記はあくまでも一例ですが、少なくとも日本人の平均給与(460 万円)を超える収入がなければ、家賃が生活費を圧迫するでしょう。
※参照:国税庁 民間給与実態統計調査
収入に問題がない人は、>>一人暮らしで4LDKを選ぶ場合の注意点にも目をとおし、許容できないリスクがないか判断してみてください。
また、収入面に不安のある人は、以下の記事で自分にマッチする間取りを見つけてみましょう。


将来的に同棲・結婚を考えている人
4LDKはファミリー層向けの賃貸物件なので、将来的に同棲・結婚を考えている人におすすめです。
単身者向けの賃貸物件にパートナーが増える場合、大家さん・管理会社に許可をもらう必要があります。火災保険や敷金礼金など、別途費用がかかるケースもあるでしょう。
そのため、収入に余裕があり、将来的に同棲・結婚を控える人は、4LDKのような広い間取りも検討しましょう。
ルームシェアを検討している人
将来的にルームシェアを考えている人にも4LDKはおすすめです。4LDKであれば、各部屋に1人ずつ計4人でルームシェアできます。
月額30万円の家賃でも、4人であれば1人あたり7~8万円の負担で済みます。
ただし、ルームシェアを検討する場合は、以下の注意点も頭に入れておきましょう。
ルームシェアの注意点
・住人全員が契約を結ぶ必要がある
・物件によっては大家さんから嫌がられる可能性もある
入居時は1人でも、後に複数名の入居者が増える場合、別途手続きが必要です。
大家さんによってはルームシェアを拒否される恐れもあるため、入居前は不動産会社に確認しましょう。
仕事・趣味・生活の空間をわけたい人
仕事・趣味・生活で空間を分けたい人にも4LDKはおすすめです。
部屋の用途の例を見ていきましょう。
4LDKの部屋の用途
・仕事用の部屋:書斎、書類管理、サロン経営など
・趣味用の部屋:コレクションルーム、リラクゼーションルーム、DIY用など
・生活用の部屋:寝室、来客用など
・その他 :物置き、クローゼットなど
上記のように、部屋ごとの用途をわけ「生活のメリハリをつけたい」「自宅に仕事スペースが欲しい」といった場合、4LDKはおすすめです。
また、ルームシェアや同棲・結婚を想定している人は、LDKを生活の共有スペースとし、残り4部屋をお互いの仕事とプライベートで分ける、といった使い方もできるでしょう。
掃除・整理整頓が得意な人
4LDKは面積が約80~95m2と広いため、掃除・整理整頓が得意な人に向いている賃貸物件と言えます。
4LDKほどの広さがあれば、収納スペースも申し分ないでしょう。
しかし、自由に使える部屋が4部屋もあると「このくらいなら問題ないか」と安心してしまい、余計なものを買い込むケースもあります。
生活導線を考慮しつつ、収納の使い方を理解している人でなければ、4LDKは住み心地の良い賃貸物件と言えません。そのため、掃除・整理整頓が得意な人に4LDKは向いてます。
一人暮らしで4LDKを選ぶ注意点

ここからは4LDKを選ぶ注意点について説明していきます。
主に下記の項目が挙げられますので、ご自身の状況と照らし合わせて、気になるポイントがないか確認してみてください。
計画性がないと部屋を持て余す
4LDKは基本的にファミリー層向けの間取りです。そのため、各部屋をの用途が定まっていない場合は、部屋を余らせてしまう可能性があります。
「コレクション用の部屋を確保したい」「個人経営のサロンとして使いたい」など、具体的な計画性を立てた上で、4LDKにすべきか判断しましょう。
4LDKは物件数が少ない
4LDKは物件数が少なく、希望条件に当てはまる賃貸物件が見つかりにくい恐れもあります。
東京都を例に物件数を見ると、港区で11件/460件(約2.4%)、品川区では4件/675件(約0.6%)です。時期やタイミングによっても違いはありますが、他の間取りに比べて物件数が少ないことがわかります。
物件数が少ない場合、条件を絞りすぎると理想の間取りは見つからないかもしれません。4LDKの賃貸物件を探す際は、希望条件の緩和も検討しましょう。
「絶対に外したくない」「あった方がいい」「なくてもいい」など、希望条件に優先順位を付けておくと理想の賃貸物件が見つかりやすくなります。
より多くの選択肢から理想の賃貸物件を見つけたい人は、各種不動産ポータルサイトの情報が集まる「DOOR賃貸」で探してみましょう。
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電気代が高くなりやすい
4LDKは他の間取りと比べ、電気代が高くなりがちです。
4LDKで電気代が高くなる要因
・電気代の基本料金が高くなる(契約アンペアが高い)
・各部屋の空調設備を稼働させる
・専有面積が広いほど、空調設備の消費電力が上がる
・各部屋、スペースに合わせた照明器具が設置される
一人暮らしの場合、契約アンペアの目安は20~30Aです。一方、ファミリー層向けの賃貸物件では40~50Aが一般的とされています。
東京電力を例に挙げると、20Aの基本料金は約623円、40Aでは1,247円です。
※2025年2月時点
また、各部屋の照明・空調は部屋の面積に応じた性能があります。消費電力も高くなるため、電気代の節約は難しいでしょう。
掃除の手間・時間がかかる
単身者向けの間取りと比べ4LDKは掃除の手間・時間がかかるため、家事の負担が大きくなります。
掃除にかかる時間を比較
間取り | 広さ | 掃除にかかる時間の目安 |
---|---|---|
1R・1K | 約15~20㎡ | 20~30分 |
1LDK | 約30~50㎡ | 40~60分 |
4LDK | 約80~95㎡ | 80分以上 |
上記は単純な比較ですが、間取り・部屋数が多くなるほど、掃除の手間と時間がかかります。
仕事が忙しい人にとって、清潔な状態を維持するのは難しいかもしれません。
そのため、4LDKに住みたい人は、家事代行サービスの依頼も検討してください。家事代行サービスとは、掃除や料理、洗濯など家事全般すべてをプロに任せられるサービスです。
数万円の費用はかかりますが、掃除の手間をかけず、隅々までキレイに仕上げてもらえます。
一人暮らしが4LDKの賃貸物件を選ぶポイント

一人暮らしで4LDKを選ぶ際のポイントについて解説します。
4LDKは家賃が高額で、入居先選びでは慎重にならざるを得ません。後悔することなく、理想の間取りを見つけるためにも、4LDKを選ぶポイントについてチェックしておきましょう。
都心部は避ける
4LDKは家賃が高いため、生活費を少しでも抑えたい人は都心部を避けましょう。東京都の場合、家賃相場は青梅市が13万8,000円、港区で86万円と地域によって大きな差があります。
エリアによって家賃に差がある理由は次のとおりです。
都心部の家賃が高い理由
・オフィスや学校施設が集まり、利便性が高い
・ 人口密度が高く、ビジネスや学業など需要の高い要素が豊富
・需要が高いにも係わらず、土地が少ない
東京都のように路線の多いエリアであれば、都心部から数駅離れただけで数万円ほど家賃が下がるケースもあります。
間取り・広さ・設備が同じ条件でも、エリアによって家賃は変動します。生活費を考慮する人は、都心部を避けた方が無難でしょう。
賃貸物件を探す際は12月頃を目安に行動する
4LDKの賃貸物件を探す際は不動産会社の繁忙期を避けられるよう、12月頃を目安に行動し始めましょう。3~4月は新生活がスタートする時期なため、1~3月に物件探しを始める人が多いです。
>>4LDKは物件数が少ないでも解説したとおり、4LDKの物件数は決して多くありません。不動産会社の繁忙期(1~3月)に物件探しを始めても、希望条件にマッチする賃貸物件が見つからない恐れもあります。
そのため、12月頃を目安に物件探しを始め、少しでも理想的な間取りを見つけましょう。
一人暮らし×4LDKは広すぎるかも…他の選択肢も検討しよう!
「仕事用の部屋を持ちたい」「将来的に同棲・結婚を考えている」といった人にとって、4LDKは必要性のある間取りです。
しかし、4LDKは部屋数が多く、専有面積も広いため、一人暮らしでは持て余す可能性もあります。広さ・部屋数に強いこだわりがなければ、1LDKや2LDKなど他の選択肢も検討しましょう。
生活費の圧迫を抑えられるだけでなく、間取り・設備など希望条件にマッチした賃貸物件を見つけやすくなります。
今後の生活をイメージしながら、後悔のない選択ができるよう検討しましょう。
●人気サイトの物件をまとめて掲載!DOOR賃貸でお部屋探しが完結!
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