投稿日:2022年4月21日 | 最終更新日:2023年10月11日
コインランドリーでは「乾燥機」のみの利用も可能です。しかし、使い方を知らない、利用したことがない場合、わざわざコインランドリーを利用するメリットがわかりませんよね。
そこで今回は、「コインランドリーを利用したことがない」「乾燥機ってどう使うの?」といった人に向け、乾燥機の使い方や利用時のメリットなどを解説します。
利用時の料金目安や時間、乾燥機にかけられる洗濯物などについても解説しているので、コインランドリーに関する疑問を持つ人はぜひ参考にしてみてください。
また、最後には乾燥機を使う際の裏ワザや注意点についても触れているので、トラブルなく効率的に乾燥機が利用できるようになりますよ。
まずは、コインランドリーと家庭用乾燥機の違いから見ていきましょう。
【コインランドリーの乾燥機】家庭用との違いは?
コインランドリーの乾燥機(ガス衣類乾燥機)と家庭用乾燥機との違いは主に4つあります。
<家庭用との違い4つ>
・短時間で仕上がる
・容量が大きい
・家庭用よりフワッと仕上がる
・除菌や殺菌効果に期待できる
短時間で仕上がる
コインランドリーの乾燥機は家庭用乾燥機よりも短時間で仕上がります。
<時間の目安(5kgの洗濯物)>
・コインランドリーの乾燥機:約1時間
・家庭用の乾燥機 :約2時間
コインランドリーの乾燥機は、高温の温風を強い出力で放出して衣類を乾燥させます。そのため、家庭用よりも短時間で仕上げられます。
容量が大きい
コインランドリーの乾燥機は家庭用乾燥機よりも容量が大きいため、数週間分の衣類や大型の洗濯物にも対応しています。
<容量の目安>
・コインランドリーの乾燥機:10~25kg
・家庭用の乾燥機 :4~12kg
洗濯物は1人あたり1.5kg/1日の量が溜まると言われています。1人暮らしの場合、コインランドリーであれば最大約16日分の洗濯物を1度に乾燥できる計算です。
家庭用よりフワッと仕上がる
コインランドリーの乾燥機( ガス衣類乾燥機 )は高出力の温風で洗濯物を乾かすため、家庭用よりもフワッと仕上がります。
ガス衣類乾燥機は大型な上、ドラム型です。洗濯物は内部で回転しながら温風が当てられるため、衣類はまんべんなく乾燥されます。そのため、クリーニングに出した後のような、フワッとした仕上がりになります。
除菌や殺菌効果に期待できる
コインランドリーの乾燥機は約70℃(標準)の温風で洗濯物を乾燥させるため、除菌・殺菌の効果に期待できます。
ダニや臭いの原因となる菌は60~65℃の温度で死滅すると言われています。そのため、ダニや菌が繁殖しやすい湿気の多い梅雨の時期などは特におすすめです。
さらに、強力な温風によって、洗濯物に付いたハウスダストなどの除去効果にも期待できます。アレルギーを持つ人や、子供向けの衣類のハウスダストが気になる人は、コインランドリーの乾燥機を利用してみましょう。
【コインランドリーの乾燥機】5つのメリット
天候に左右されない
コインランドリーの乾燥機、最大のメリットは天候に左右されずに洗濯物を乾かせることです。
雨や雪が降っていても、コインランドリーの乾燥機であればプロ仕様の仕上がりで乾燥させられます。部屋干しの嫌な臭いが苦手な人におすすめですよ。
夜でも利用できる
店舗にもよりますが、コインランドリーでは23:00まで洗濯機・乾燥機を利用できる店舗もあります。日中は忙しく洗濯する時間がない人も、コインランドリーであれば洗濯を終えられます。
利用時間はWEB上からでも確認できるので、利用する際は事前に確認しておいてくださいね。
短時間で大量の洗濯物を乾燥できる
コインランドリーの乾燥機は10~25㎏程度の容量に対応しているほか、家庭用より短時間で乾燥が終了します。
数週間分の衣類をまとめて洗濯できるため、単身世帯はもちろん、世帯人数の多い家庭にもおすすめです。
詳しくは「容量が大きい」「短時間で仕上がる」でも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
シワがつきにくい
コインランドリーの乾燥機(大型のもの)を利用することで、洗濯物のシワがつきにくくなります。
乾燥機内の空間は広く、回転しながら乾燥されます。ギュウギュウに押し込まれた状態で乾燥されるため、シワがつきにくくなります。
ただし、乾燥終了後もしばらく放置しているとシワがついてしまうので、終了後はすぐに取り込んで畳みましょう。
消臭できる
「除菌や殺菌効果に期待できる」でも解説したように、コインランドリーの乾燥機は臭いの原因となる菌の除菌・殺菌効果に期待できます。
臭いの原因となる菌を死滅させることで、嫌な臭いが取り除かれます。
皮脂や汗などを洗濯で落としきれていない場合、乾燥後に臭いが残ってしまうかもしれません。家庭用洗濯で落としきれない際は、コインランドリーの洗濯機も利用してみてくださいね。
【コインランドリーの乾燥機】利用する際の待ち時間目安
乾燥機は洗濯物の種類によって待ち時間が異なります。種類別の待ち時間目安を見ていきましょう。
【乾燥機の待ち時間目安】
洗濯物の種類 | 待ち時間 |
羽毛布団 | 60~80分 |
こたつ布団 | 50~80分 |
毛布・タオルケット | 30~40分 |
普段着 | 20~40分 |
洗濯物の量によっても時間は前後するので、上記はあくまでも目安として参考にしてくださいね。
【コインランドリーの乾燥機】利用料金の目安
コインランドリーの乾燥機は、洗濯物の容量に関わらず100円/1回(8~10分)が目安です。
60分利用する場合は約600円で乾燥させられます。
具体的な料金は店舗によって差があるので、事前に確認しておきましょう。
【コインランドリーの乾燥機】乾燥機にかけられる・かけられない洗濯物
コインランドリーを利用する際は、乾燥機にかけられる・かけられない洗濯物についても理解しておきましょう。
間違った使い方をして「着られない」「傷んでしまった」といったことがないようにしてくださいね。
乾燥機にかけられる洗濯物
どのような洗濯物が乾燥機にかけられるか紹介します。
乾燥機にかけられる洗濯物の例
・バスタオル
・敷布団
・羽毛布団
・毛布
・シーツ
・カーペット
・衣類(乾燥可のもの)
上記は基本的に乾燥機にかけられますが、念のため事前に洗濯表示を確認してください。
乾燥方法を指定されている衣類(平干し、吊り干しなど)やタンブラー乾燥禁止の衣類は乾燥機にかけられません。
※タンブラー乾燥:回転させながら温風をあてる
乾燥機にかけられない洗濯物
乾燥機にかけられない洗濯物をいくつか例に挙げて紹介します。
乾燥機にかけられない洗濯物の例
・セーター
・革のジャケット
・タイツ、ストッキング
・ぬいぐるみ
・スーツ、コート(絹製品)
・刺繍、プリントされた衣類
・和服、和装小物
コインランドリーの乾燥機は温風をあてて洗濯物を乾燥させます。そのため、熱に弱い洗濯物はNGです。生地が傷んだり、縮んだりする可能性があります。
乾燥NGとされている衣類は多いため、必ず洗濯表示を確認してくださいね。
【コインランドリーの乾燥機】4つの裏ワザ
コインランドリーの乾燥機を上手に使うための裏ワザを4つ紹介します。効率的かつ費用を抑えられる可能性もあるので、気になる人はチェックしてみましょう。
容量に余裕を持たせてしっかり乾燥
容量に余裕を持たせることで洗濯物にまんべんなく温風が当たり、フワッとした仕上がり+乾燥時間の短縮につながります。乾燥機の容量ギリギリに洗濯物を詰めてしまうと、高機能な乾燥機であっても十分に乾燥しきれないかもしれません。
乾燥機内には適切な容量を示すラインが示されています。もし無い場合は、容量の1/3程度を目安にしましょう。
衣類同士の隙間を作れるように、容量には余裕を持たせておくことがコツですよ。
余熱のある乾燥機で効率化
余熱のある乾燥機を使うと本体内部が温まる時間を短縮できるため、効率的に乾燥させられます。余熱とは、直前まで他の人が乾燥機を使ったあとに残る内部の熱です。
すでに乾燥機内が温まっている状態なので、通常よりも短時間で乾燥を終えられる可能性があります。
布団は裏返すと乾燥スピードアップ
布団など大型の洗濯物の場合、乾燥機から一度取り出して裏返すと乾燥時間を短縮させられます。布団はサイズが大きいため、均一に温風が当たらないかもしれません。
1度乾燥が終了したとしても、湿気が残っていると料金を2回支払って乾燥させなければなりません。時間・コストが余計にかかってしまうので、布団を乾燥機にかける際は一度取り出してから裏返しましょう。
まずは短時間の乾燥を行い、裏返してから長時間の乾燥を行うと効率的ですよ。
乾燥機用の柔軟剤シートで静電気防止
乾燥機用の柔軟剤シートを使うと、乾燥機から洗濯物を取り出す際に発生する静電気が防げます。柔軟剤シートとは、乾燥機内へそのまま入れることでシートに含まれる成分が洗濯物へ広がり、毛羽立ちや傷みなどを抑えてくれるグッズです。シワの防止や香りづけなどの効果もあります。
商品によっては静電気防止効果もあるため、「バチッ」とした静電気の痛みが苦手な人は試してみましょう。
【コインランドリーの乾燥機】利用する際の注意点
コインランドリーの乾燥機を利用する際は、以下3つの注意点をチェックしておきましょう。トラブルなく利用するためにも、初めての人は要チェックです。
乾燥機にかけられる洗濯物かチェック
「乾燥機にかけられない洗濯物」にもあるように、洗濯物の種類によっては乾燥機がNGなので注意しましょう。乾燥機NGの衣類を乾燥させてしまった場合、縮んでしまったり、生地が傷んだりします。
洗濯表示を必ずチェックして、乾燥させられるか判断してくださいね。
洗濯ネットは外す
乾燥機を利用する際は洗濯ネットが不要です。洗濯ネットは衣類を守るためのグッズですが、乾燥機内においては衣類が重なってしまい、温風が十分に当たらないかもしれません。
生乾きの原因となるので、乾燥機での洗濯ネット使用は避けましょう。
小物の洗濯物(乳児用の靴下やハンカチなど)については、洗濯ネットを使った方が安全です。サイズの小さい洗濯物は乾燥機のフィルターへ入ってしまい、内部で詰まる恐れがあります。
乾燥終了時間が過ぎても放置しない
乾燥終了後は洗濯物をすぐに回収して放置を避けましょう。他の利用者への配慮はもちろん、盗難防止のためにも素早く回収してください。
最近では、終了時間をスマホにお知らせしてくれるサービスもあります。詳しくは下記のページでも解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【コインランドリーの乾燥機 】乾燥終了までの時間の過ごし方
コインランドリーの乾燥機は終了までに30~50分程度かかるため、待ち時間の過ごし方についても考えておきましょう。
最近では、カフェが併設されていたり、フリーWiFiが設置されていたり、サービスが充実しているコインランドリーもあります。PCやタブレット端末などを持ち込めば、施設内でも十分に時間をつぶせますよ。
以下のページでもコインランドリーのサービスについて紹介しているので、利用する際は参考にしてみてください。
まとめ
家庭用乾燥機とコインランドリー乾燥機の違いは、主に以下の4つです。
<家庭用とコインランドリーの違い>
・短時間で仕上がる
・容量が大きい
・家庭用よりフワッと仕上がる
・除菌や殺菌効果に期待できる
さらに、コインランドリーは天候に関係なく乾燥させられる、大量の洗濯物を乾燥機にかけられるといったメリットもあります。「プロ仕様に仕上げたい」「忙しくて洗濯物を放置している」といった場合は、コインランドリーを利用してみてくださいね。
ただし、コインランドリーの乾燥機には「かけられない洗濯物」もあります。コインランドリー利用時は「【コインランドリーの乾燥機】乾燥機にかけられる・かけられない洗濯物」も参考にトラブルが起きないようにしましょう。