【スマ電×一人暮らし】電気代や契約のメリット・デメリットを解説

【スマ電×一人暮らし】電気代や契約のメリット・デメリットを解説
【スマ電×一人暮らし】電気代や契約のメリットを解説

「スマ電は一人暮らしに向いてる?」「新電力への乗り換えを検討している」といった人に向け、今回はスマ電×一人暮らしについて解説します。

スマ電が一人暮らしに向いているか、契約することのメリット・デメリットについてチェックしてみてください。

また、最後にはスマ電を契約する前に知っておきたい注意点についても解説しています。

一通り目をとおし、スマ電が自分の暮らしとマッチしているか判断しましょう。

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スマ電とは?特徴と基本情報

基本情報

スマ電とは、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズが運営する電力供給サービスです。

実質的に再生可能エネルギー比率100%かつCO2排出量ゼロの電気を供給していることが特徴で、環境への配慮が事業の軸となっています。

 

では、スマ電の基本情報を項目別に見ていきましょう。

【スマ電の基本情報】

項目                   内容
電力供給エリア日本全国
(北海道・沖縄・離島を除く)
料金プラン・CO2ゼロ ホームプラン+:一般家庭向き
・CO2ゼロ ショッププラン+:事業者、電力使用量の多い家庭向き
オプション・スマ電プレミアムオプション:長期契約で割引適用
(契約期間は2年間)
基本料金0円
利用開始までの期間約1ヶ月~1ヶ月半
解約手数料0円
(プレミアムオプションの場合は早期解約で1,200円)
支払い方法・クレジットカード
・口座振替
※参照元:スマ電

現在(2022年10月時点)、スマ電の一般向け料金プランは「CO2ゼロ ホームプラン+」のみです。

「ホームプラン」「ゼロ得ひるプラン」「ゼロ得よるプラン」は2022年3月時点で新規受付が終了しています。

次項からは、スマ電が一人暮らしに向いているかどうか解説します。

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スマ電は一人暮らしに向いている?

一人暮らしに向いている?

結論から言うと、スマ電には一人暮らし向きの料金プランがありません

ただし、以下の条件を満たす場合、一人暮らしの人もスマ電に契約すると電気代を抑えられる可能性があります。

<スマ電との契約で電気代が抑えられる条件>
・日中(9:00~15:00まで)に集中して電気を使う
・毎月の消費電力(電気使用量)が300kWhを超える

スマ電の料金プランは時間帯により従量料金が異なり、日中の方が安く設定されています。

日中の従量料金は、大手電力会社の従量電灯B相当における「300kWhを超える」料金よりも安いです。

そのため、スマ電で電気代が安くなるのは、「日中に集中して電気を使う」「消費電力も多い」ことが条件として挙げられます。

 

現在契約中の電力会社HP、もしくは検針票などから毎月の消費電力をチェックしてみましょう。

上記の条件に当てはまるか確認してみてください。

大手電力会社の従量料金について
大手電力会社では、一般的に3段階で従量料金が設定されます。
具体的には、「120kWhまで」「120~300kWhまで」「300kWhを超える」の3段階が設定され、各段階で従量料金が決まっています。

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スマ電×一人暮らしの電気代シミュレーション

シミュレーション

スマ電(CO2ゼロ ホームプラン+)を一人暮らしで契約した場合、具体的にどのくらいの電気代がかかるのかシミュレーションしてみます。

エリア別の従量料金も併せてチェックしてみてください。

【エリア別の従量料金と電気代シミュレーション】

エリア名   従量料金   1ヶ月あたりの電気代目安
東北電力エリア昼:27.70円
夜:30.80円
6,857円
東京電力エリア昼:26.90円
夜:29.90円
6,496円
中部電力エリア昼:26.90円
夜:29.90円
6,287円
北陸電力エリア昼:22.90円
夜:25.50円
5,842円
関西電力エリア昼:22.90円
夜:25.50円
5,713円
中国電力エリア昼:23.90円
夜:26.60円
6,287円
四国電力エリア昼:24.40円
夜:27.20円
6,537円
九州電力エリア昼:25.10円
夜:27.90円
5,812円
※出典:スマ電 料金プラン
※年間の平均消費電力を約160kWhとしてシミュレーション

上記のとおり、居住エリアによって従量料金は差があるので、自分の住むエリアと照らし合わせながらチェックしてみましょう。

また、シミュレーション結果は年間の電気代を平均化したものなので、必ずしも毎月上記のような電気代が発生するわけではありません。

あくまでも目安として参考にしてみてください。

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スマ電×一人暮らしのメリット5つ

メリット

スマ電×一人暮らしのメリットを5つ解説します。

一人暮らしの生活と重ねながら、スマ電の恩恵を受けられるか確認してみましょう。

基本料金0円!電気代は使った分だけ

スマ電の料金プラン(CO2ゼロ ホームプラン+)では基本料金が0円です。

従量料金のみなので、電気を使った分だけ電気代が発生します。

現在契約中の基本料金が高額なほど(契約アンペアが大きいほど)、スマ電に乗り換えた際は電気代が割安です。

契約アンペアとは
各家庭に必要な電力量を示した値。契約アンペアが大きいほど同時使用できる家電の数は多くなり、基本料金は高くなります。

在宅ワーカーならお得に電気を使えるかも

スマ電が提供する「CO2ゼロ ホームプラン+」は日中の従量料金が安く設定されているため、一人暮らしの在宅ワーカーはお得に電気を使える可能性があります。

スマ電×一人暮らしの電気代シミュレーション」でも解説したとおり、「CO2ゼロ ホームプラン+」は日中の方が夜間よりも約3円/1kWh、従量料金が安いです。

日中の在宅時間が長く、エアコンやパソコンなどを常に稼働させている在宅ワーカーであれば、スマ電との契約で電気代が抑えられるかもしれません。

 

ただし、「スマ電は一人暮らしに向いている?」にもあったように、電気代が安くなるのは消費電力が多い世帯です。

毎月の消費電力をチェックして、スマ電への乗り換えでどの程度の電気代が安くなるのか契約前に確認しておきましょう。

スマ電HP・LINEから消費電力や電気代をチェックできる

スマ電HPには契約者用のマイページが用意され、消費電力電気代をこまめにチェックできます。

消費電力はグラフ化され、1時間毎の数値もチェック可能です。

さらに、LINEの通知でも電気代の請求額を確認できるため、請求書・明細書の到着を待つ必要がありません。

 

毎月の消費電力・電気代をチェックすることで、「家計簿を付けて電気代節約」「消費電力の見直し」などに役立てられます。

季節別にどのくらい電力を消費しているのかわかれば、家電の使用頻度を抑えられるでしょう。

長期契約で割引適用

スマ電のプレミアムオプションへ加入すれば、毎月の電気代が50円割引されます。

プレミアムオプションの概要は次のとおりです。

<プレミアムオプションの概要>
・2年契約(早期解約で解約手数料1,200円)
・毎月の電気代が50円割引
・誕生月は300円割引
・契約は自動更新(23~24ヶ月目に解約すれば手数料なし)

入会金などは必要ないので、長期的な契約を想定している場合はプレミアムオプションへの加入も検討してみましょう。

困ったことがあれば問い合わせしやすい

スマ電には、以下2通りの問い合わせ窓口が用意されています。

<問い合わせ窓口について>
・LINEの自動応答チャット:24時間対応
・スマ電サービスセンター:年末年始を除く月~日曜日、10:00~20:00まで対応

LINEは自動応答チャットなので詳しい質疑応答ができませんが、基本的な情報であれば返答してもらえます。

また、スマ電サービスセンターは20:00まで対応なので、仕事終わりでも問い合わせしやすいことが魅力です。

 

また、「スマ電サービスセンター」では、年末年始を除く月~日曜日、

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スマ電×一人暮らしのデメリット3つ

デメリット・注意点

スマ電×一人暮らしのデメリットを3つ解説します。

デメリットから、自分のライフスタイルに合っているかどうか判断しましょう。

電気+ガスのセットプランが用意されていない

スマ電には電気+ガスのセットプランが提供されていないため、光熱費の節約には向いていません。

電力と都市ガスの自由化によって、他の新電力会社では電気+ガスのセットプランが提供されるようになりました。

セットプランに契約すると、電気とガスを割安で使えるため、光熱費全体を節約したい人に人気があります。

 

しかし、スマ電には現在(2022年10月時点)のところ、セットプランがありません。

光熱費の節約を期待している人にとってはデメリットとなるでしょう。

北海道や沖縄など一部エリアは対象外

スマ電は全国どこでも対応しているわけではなく、北海道沖縄などはサービス提供の対象外です。

具体的に、どのような居住条件が対象外となっているのか見ていきましょう。

<対象外となる条件>
・北海道や沖縄に住んでいる
・上記エリア以外も含め、離島に住んでいる
・高圧一括受電(建物全体で一括契約)の集合住宅

上記の条件に当てはまる場合、サービス提供の対象外となるので事前に確認しなければなりません。

夜間帯に電気を多く使う場合は割高になる

スマ電の料金プラン「CO2ゼロ ホームプラン+」では、夜間帯の従量料金が高く設定されており、夜に多くの電気を使う人は割高となってしまいます。

スマ電×一人暮らしの電気代シミュレーション」でも解説したように、CO2ゼロ ホームプラン+は日中の従量料金が安く設定されています。

そのため、一人暮らしで帰宅が夜になる人は、電気代が割高になってしまう恐れがあります。

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スマ電×一人暮らしがおすすめの人

おすすめ・向いている人

スマ電×一人暮らしがおすすめの人は次のとおりです。

<スマ電×一人暮らしがおすすめの人>
・日中の在宅時間が長く、消費電力(電気使用量)が多い人(1ヶ月あたり300kWhを超える)
・家電の使い方や電気代を見直したい人
・環境問題へ配慮したライフスタイルを送りたい人

スマ電は環境へ配慮した電力事業を軸にしている他、日中の電気代が安く抑えられる料金プランを提供しています。

そのため、環境問題への意識が高い人、在宅中の消費電力が多い人におすすめです。

また、スマ電では電気代・消費電力を細かくチェックできるサービスも提供されています。

電気代・家電の使い方を見直したい人にもおすすめできます。

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スマ電の申し込み・解約方法

申し込み・解約方法

スマ電への乗り換えを検討している人は、申し込み方法・解約方法についてチェックしておきましょう。

申し込み方法

スマ電の申し込み方法は次のとおりです。

<スマ電の申し込み方法>
1.現在の契約内容がわかる書類を用意(検針票や会員ページなど)
2.スマ電のHPへアクセス
3.申し込みフォームをクリック
4.必要事項を入力
5.支払方法を選択
6.申し込み完了
7.電力供給開始はメールと郵便で通知

申し込みフォームでは、「電力会社名」や「お客さま番号」などの入力も求められます。

スムーズに入力できるよう、事前に検針票や会員ページなどの用意をおすすめします。

解約方法

スマ電の解約方法を3パターン解説します。状況に応じて適切な方法で手続きしましょう。

<引越しによる解約>
1.電気の使用終了1週間前までにスマ電サービスセンターへ連絡(詳しくはこちら
2.使用終了日と建物の解体有無を伝える

<同一住所での解約→他社へ乗り換え>
・電力会社を乗り換える場合、乗り換え先の電力会社を通じて解約手続きが完了する
・自身での解約手続きは不要

<引越し後もスマ電を継続する場合(現住所での通電停止)>
1.通電停止用のフォームへアクセス(こちらから)
2.確認事項をチェック
3.必要事項を入力(現住所の電力使用終了日や電話番号など)
4.解約の申し込み完了

詳しい解約方法に関しては、スマ電サービスセンター(こちらから)へ連絡して確認できます。

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スマ電を契約する前に知っておきたい注意点

利用時の注意点

スマ電を契約する際は、次項から解説する注意点についても十分に把握しておいてください。

契約後に後悔しないためにも、目を通しておきましょう。

支払い方法はクレジットカード or 口座振替

スマ電の支払い方法は、基本的にクレジットカード or 口座振替のみです。

詳しくは以下を参考にしてみてください。

<スマ電で対応している支払い方法>
・クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners)
・デビットカード
・口座振替
・コンビニ払い(3回目以降は手数料550円が必要)

クレジットカード・デビットカードの使用に関しては、契約者本人または配偶者二等親以内の親族までです。

また、コンビニ払いは継続的に選択できないので注意しましょう。

住居・住宅設備の種類によっては申し込み不可

以下の住宅、住宅設備の場合はスマ電への申し込みができないので注意してください。

<申し込みできない住宅・設備>
・ウィークリーマンションや寮(家賃に電気代が含まれている場合)
・オール電化住宅
・高圧一括受電の集合住宅

上記に該当する住宅や設備は、スマ電への申し込みができません。

 

ただし、新たな料金プランが追加されたり、料金プランが改定されたりした場合、「申し込み可」となる可能性はあります。

特に、オール電化は他の新電力会社でも提供されているプランです。

今すぐ契約しない人は、今後の料金プラン変更も随時チェックしてみてください。

スマートメーターがない場合は設置・交換作業が必要

スマ電への契約時、自宅にスマートメーターが設置されてい場合は設置・交換作業が発生します。

立ち会いの必要はなく、設置・交換作業にかかる費用も原則無料(環境や設備によっては有料)です。

 

ただし、設置・交換作業時は15分程度の停電が起こる可能性があります。

作業日時は事前に通知されるため、この時間帯は電気の使用を控えましょう。

スマートメーターとは
スマートメーターとは、従来品よりも詳細な消費電力を計測し、データの送受信も可能なメーターです。

再生可能エネルギーの導入や電気利用者の新たなサービス提供を目的に設置が進められています。

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まとめ

スマ電には、一人暮らし向きの料金プランがないものの、消費電力が多い世帯の場合は大手電力会社より電気代が安くなります。

自分のライフスタイルと照らし合わせて、電気代が安くなる見込みがあるか確認しましょう。

スマ電では、こちらのページから電気代のシミュレーションも可能です。

現在の電気代と比較して、契約すべきかどうか判断してみてください。

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