投稿日:2023年8月5日 | 最終更新日:2023年10月11日
一人暮らしを始める際、ネックとなるのが家電・家電購入費などのお金の問題です。
中でも洗濯機はコインランドリーや手洗いなどで代用できるため、「いらないかも…」と考える人もいるでしょう。
そこで今回は、「一人暮らしに洗濯機はいらないのか?」その必要性を判断するため、実際に洗濯機なしの生活を送る人の口コミを紹介します。
コインランドリーとのコスト比較や、洗濯機なし生活のメリット・デメリットも解説するので、自分のライフスタイルと照らし合わせながらチェックしてみてください。
洗濯機を購入すべきかどうか、この記事で結論を出してみましょう。
洗濯機とコインランドリーのコストを比較!
洗濯機とコインランドリーのコストを比較してみましょう。
◎洗濯機の条件
・容量 :7kg
・使用水量 :119L
・消費電力 :112Wh
・水道代単価:0.24円 / 1L
・電気代単価:19.88円 / 1kWh
※各種単価は東京都を基準とする
【洗濯機とコインランドリーの費用比較】
洗濯機(縦型) |
コインランドリー | |
水道代 | 28.56円 | – |
電気代 | 1.95円 | – |
1回あたりの料金 | 30.51円 | 500~800円 |
1ヶ月あたりの料金 | 122.04円 | 2,000~3,200円 |
※容量はどちらも7㎏とする
※洗濯は週1回
上記のとおり、コインランドリーは1回あたりの料金が高く、洗濯機よりもランニングコストがかかります。
コインランドリーで乾燥機も使った場合、追加料金(相場は100円/1回)も必用です。
洗濯機の場合、購入費として20,000円以上かかるものの、コインランドリーを1~2年使用するとほぼ同額でしょう。
◎洗濯機とコインランドリー、コスパが良いのはどっち?
・2年以上住む場合は洗濯機
・短期間(1年程度)の場合はコインランドリー
一人暮らしで洗濯機を使わないメリット・デメリット
一人暮らしで洗濯機を使わないメリット・デメリットについて解説します。
漠然としたイメージだけでは、洗濯機の必要性はわかりません。
次項のメリット・デメリットから、自分のライフスタイルに洗濯機がマッチするかどうか確認してみましょう。
洗濯機を使わないメリット
洗濯機を使わないメリットは次のとおりです。
◎洗濯機を使わないメリット
・洗濯機の購入費用(およそ20,000円以上)を節約できる
・家賃を節約できる
・廃棄や掃除などの手間がかからない
洗濯機の購入費は、少なくとも20,000円以上かかります。
さらに、洗濯機の設置スペースが部屋にない(外置きなど)賃貸物件は、通常よりも家賃相場が安く設定されます。
洗濯機を使わないことで、引越しの初期費用やランニングコストの節約も可能です。
また、洗濯機は定期的に内部を掃除しなければ、カビや雑菌が繁殖します。
廃棄する際は粗大ごみの手続きも必要なので、洗濯機購入後は家事以外の手間もかかります。
しかし、洗濯機を使わなければ、上記のような手間はかかりません。
身軽なライフスタイルへ憧れる人にとっては、洗濯機のない生活はメリットがあるかもしれませんね。
▽以下も参考に、洗濯機なしの生活が自分にマッチするかどうか確認してみましょう。
洗濯機を使わないデメリット
洗濯機を使わないデメリットは次のとおりです。
◎洗濯機を使わないデメリット
・長期間住む場合はコスパが悪くなる
・洗濯のたびに手間がかかる
・替えの衣類やタオルを多く用意しなければならない
たとえば、3年間一人暮らしを続けた場合、洗濯機の方がコインランドリーよりも約70,000円安くなります。
詳しくは「洗濯機とコインランドリーでコスパが良いはどっち?」をチェックしてみてくださいね。
また、洗濯機がない場合、洗濯のたびにコインランドリーへ向かわなければなりません。
手間をかけないよう洗濯の頻度を減らすには、衣類・タオルなどを多く用意する必要もあります。
結果的に、費用・手間がかかりすぎる恐れもあるため、「洗濯機のない生活」は必ずしもメリットばかりではありません。
▽以下も参考に、洗濯機なしの生活が自分にマッチするかどうか確認してみてくださいね。
一人暮らしで洗濯機がおすすめの人・おすすめできない人
現代人にとって、洗濯機は必須な家電の一つとして位置づけられています。
しかし、ライフスタイルによっては必ずしも必須とは限りません。
自分にとって必要な家電かどうか、次項から詳しく見ていきましょう。
一人暮らしで洗濯機がおすすめの人
以下に該当する場合は、「洗濯機ありの生活」をおすすめします。
◎洗濯機がおすすめの人
・2年以上の一人暮らしを予定している人
・帰宅が遅くなりがちな人
・仕事柄、服が汚れやすい人
・コインランドリーが近くにない人
「洗濯機とコインランドリーでコスパが良いはどっち?」にもあったとおり、長期間の一人暮らしであれば、洗濯機はコスパの良い方法です。
わざわざコインランドリーへ足を運ぶ必要もないため、帰宅が遅くなる人にとっても負担は少ないでしょう。
また、当然かもしれませんが、「服が汚れやすく洗濯の頻度が高い」「コインランドリーが近くにない」といった人も、洗濯機なしの生活はおすすめできません。
洗濯にかかる費用や手間が増えてしまうため、洗濯機の購入を検討しましょう。
「どうしても洗濯機を買いたくない」「洗濯機を買う余裕がない」といった人は、以下も参考にしてみてくださいね。
一人暮らしで洗濯機がおすすめできない人
以下に当てはまる人は、一人暮らしで洗濯機の購入をおすすめできません。
◎洗濯機がおすすめできない人
・短期間(1年程度)だけ一人暮らしをする人
・ミニマリストの生活に憧れる人
・洗濯の量が極端に少ない人
「洗濯機とコインランドリーでコスパが良いはどっち?」でも解説したとおり、1~2年程度の一人暮らしであれば、コインランドリーの方がコスパは良いです。
転勤や仮住まいなど、短期的な生活がメインの場合は洗濯機がなくても問題ないでしょう。
また、洗濯機はあくまでも「生活の負担やランニングコストを減らす」ための家電であり、持っていなくでも生活はできます。
「ミニマリストへ憧れる人」「テレワーク中心で洗濯の機会が少ない(2~3週間に1回の洗濯など)」といった人にとっては、不要な家電かもしれませんね。
▽洗濯機以外で洗濯する方法については、以下で詳しく解説しています。
一人暮らしでコインランドリーがおすすめの人・おすすめできない人
コインランドリーでの生活を想定している人は、本当に自分に向いているライフスタイルなのか確認してみてください。
次項から、コインランドリーがおすすめの人・おすすめできない人を解説するので、今後の生活をイメージしながら目を通してみましょう。
コインランドリーがおすめの人
以下に当てはまる人は、「コインランドリーの生活」がおすすめです。
◎コインランドリーがおすすめの人
・平日・休日の帰宅時間が遅い
・一人暮らしの期間が1年程度
・1週間分以上の服のストックがある
帰宅時間が遅く(21:00以降)自宅内で洗濯機を回せない人は、コインランドリーの利用がおすすめです。徒歩圏内にコインランドリーがあるか確認しましょう。
また、「洗濯機とコインランドリーのコストを比較!」でも解説したとおり、1年程度の一人暮らしであれば、コインランドリーの方が費用はかかりません。
ただし、マメにコインランドリーに通うと費用が割高なので、少なくとも服のストックを1週間分以上は確保しましょう。
これらの条件を満たしていれば、洗濯機のない生活でも費用と手間を抑えられます。
コインランドリーがおすすめできない人
以下に当てはまる場合、「コインランドリーの生活」はおすすめできません。
◎コインランドリーがおすすめできない人
・洗濯の頻度が高い(週2回以上)
・一人暮らしの期間が2年以上
コインランドリーの料金は1回500円以上です。
週2回以上の利用で1ヶ月あたり4,000円以上、年間48,000円以上の出費となり、洗濯機を購入した方が安いでしょう。
さらに、一人暮らしを2年以上続ける場合、コインランドリーの方が割高です。
詳しくは「洗濯機とコインランドリーのコストを比較!」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
手間と費用のバランスを考えて、コインランドリーの生活を選ぶべきか検討しましょう。
一人暮らし×洗濯機に関する口コミ
「洗濯機の必要性」や「洗濯機がない生活」を具体的にイメージできるよう、経験した人の口コミを見ていきましょう。
一人暮らしに洗濯機がいらない人の口コミ
「一人暮らしには洗濯機がいらない」と感じる人の口コミは次のとおりです。
洗濯機がない場合、最寄りのコインランドリーでも問題ないと感じているようです。
一人暮らしであれば、洗濯は週に1~2回で済みます。
そのため、最低限の洗濯だけコインランドリーで行えば、費用を最小限に抑えられるでしょう。
一人暮らしに洗濯機が必用な人の口コミ
「一人暮らしには洗濯機が必用」と感じる人の口コミは次のとおりです。
一人暮らしと言えども、季節や仕事の関係で洗濯の頻度は多くなります。
2~3日に1回のペースで洗濯する場合、コインランドリーへ向かう手間・費用が負担となるでしょう。
また、仕事が忙しい人であれば、家事の手間を少しでも省きたいと考えます。
日常生活の負担を軽くしたい人は、洗剤自動投入や乾燥機能などを搭載するドラム式洗濯機の購入を検討しましょう。
▽関連記事
「一人暮らしで洗濯機を買う」以外の洗濯方法
「一人暮らしで洗濯機を買う」以外の洗濯方法を4パターン解説します。
「洗濯機以外の良コスパな方法が知りたい」「自分のライフスタイルに合う洗濯方法を見つけたい」といった人は、ぜひ参考にしてみてください。
手洗いで済ませる
時間に余裕のある人は、「手洗い」をおすすめします。
◎手洗いのメリット
・最小限の水で洗濯を済ませられる(風呂の残り湯でもOK)
・電気代や水道代の節約になる
・デリケートな衣類も洗える
手作業なので手間と時間はかかりますが、最もコストを抑えやすい方法です。
ただし、「手荒れ」や「汚れを落としきれない」といったリスクもあるので注意してくださいね。
▽手洗い用おすすめグッズ
コインランドリーを利用する
コインランドリーは「キレイ・簡単」に洗濯を済ませられる方法です。
◎コインランドリーのメリット
・洗濯~乾燥までできる
・家庭用にはない洗浄力がある
・深夜でも隣人を気にせずに洗濯できる
1回あたり800円程度の費用はかかりますが、コインランドリーは天候に関係なく乾燥まで済ませられます。
深夜まで営業しているコインランドリーもあるので、帰宅が遅い人も安心ですよ。
▽コインランドリーを利用する際は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
簡易洗濯機(ポータブル洗濯機)を使う
簡易洗濯機(ポータブル洗濯機)とは、大きめのバケツサイズしかない小型の洗濯機です。
通常の洗濯機とどこが違うのか見ていきましょう。
◎通常の洗濯機と簡易洗濯機の違いは?
・価格が1万円前後
・場所を取らない(高さや幅は60㎝程度)
・電源不要のタイプもある(手動式)
洗濯機ではあるものの、通常よりも費用・スペースがかかりません。
手動式のタイプも販売されているので、電気代節約にもつながります。
「すすぎ・脱水」など、洗濯に必要な最低限の機能をそなえているのも魅力です。
「短期的な一人暮らしを始める」「初期費用がネック」といった人は、簡易洗濯機も選択肢に加えてみましょう。
▽おすすめの簡易洗濯機
宅配クリーニングを依頼する
宅配クリーニングとは、衣類などのクリーニング+配送も任せられるサービスです。
◎宅配クリーニングのメリット
・シミ抜きやアイロンがけ、ボタン付けなども依頼できる
・自宅に居ながらクリーニングを依頼できる
・衣類以外も依頼可能(靴や布団、ぬいぐるみなど)
料金はクリーニング店により異なりますが、ワイシャツ1枚あたり200~400円ほどで依頼できます。
コインランドリーより割高ではあるものの、高品質な仕上がり+手軽さが魅力のサービスです。
「手洗いやコインランドリーは面倒くさい」という人は、宅配クリーニングの利用も検討してみましょう。
【結論】短期間の一人暮らし&コスパ重視の人は洗濯機がいらない
「洗濯機のいらない生活」がマッチするのは、以下に該当する人です。
◎洗濯機のいらない生活がマッチする人
・一人暮らしの期間が1~2年間
・少しでも生活上のコストを抑えたい
・最小限のモノで生活したい(ミニマリストに憧れている)
洗濯機がなくても、手洗いやコインランドリーなどで洗濯はできます。
あくまでも生活を便利にするための家電なので、短期的な一人暮らしであればコインランドリーの方がコスパは良いでしょう。
一方、2年以上の長期にわたって一人暮らしをする場合、洗濯機を購入した方がコストを抑えられます。
自分のライフスタイル・居住期間を照らし合わせながら、洗濯機の必要性を判断しましょう。