投稿日:2025年2月4日 | 最終更新日:2025年2月4日

引越しを始める際、「少しでも手間を減らしたい」「費用と予算が合うか知りたい」など、手間とお金に関する疑問が出てきます。
そこで今回は、一人暮らしの引越しに必要なダンボール数の目安・大きさ、引越し費用の相場などを解説します。ダンボールの主な調達先もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンボールの数や大きさを把握することで、今後の作業時間や運搬にかかる費用などの目安もわかります。引越し作業にかかる負担を少しでも減らせるよう、基本的な知識を頭に入れておきましょう。
一人暮らしの引越しに必要なダンボール数・大きさ(サイズ)

一人暮らしの引越しに必要なダンボール数・大きさの目安を解説します。
一人暮らしは10~15個が目安
一人暮らしの場合、引越しで必要なダンボール数の目安は10〜15個です。引越し業者では、単身者向けの料金プランも提供されています。
こうしたプランでは、運搬用の台車の数も料金に含まれており、一人暮らしであれば1~2台を利用できます。1台あたりに詰め込めるダンボールは約30個。
ただし、家具・家電なども台車に載せる必要があり、実際は10~20個が限度です。そのため、一人暮らしの引越しでは、15個を目安にダンボールを用意しましょう。
大きさはS・M・Lサイズ
ダンボールの大きさは、S・M・Lサイズが一般的です。ただし、無造作にサイズを選んでも、荷物が中で暴れて、破損する恐れがあります。
荷物の種類に応じて、適切なサイズを選びましょう。
サイズ別の適した荷物
サイズの種類 | 大きさ | 荷物 |
---|---|---|
Sサイズ | 100㎤以下 | 本や食器類など重たいもの |
Mサイズ | 120㎤以下 | かさばらない衣類(インナーや靴下、下着など) |
Lサイズ | 140㎤以下 | かさばりやすい衣類(バスタオルや上着など) |
サイズが小さいほど、少量の緩衝材で荷物を守れます。さらに、荷物を小分けにできるため、ダンボールが重くなるのを防げます。
Lサイズなど大きなダンボールには、軽量でかさばりやすい荷物を中心に詰め込むと、効率的にダンボールを活用できるでしょう。
荷物量とダンボール数・大きさの目安
荷物量に対するダンボール数・大きさの目安もチェックしておきましょう。
【荷物量とダンボール数・大きさ】
ダンボール数・大きさ | 荷物の種類 | 荷物の量 |
---|---|---|
Sサイズ:1箱 | 書籍 | 20~30冊 |
Sサイズ:1~2箱 | 食器類 | 10~20個 |
Mサイズ:1~2箱 | 薄い服(Tシャツ・インナー) | 約40着 |
Lサイズ:2~3箱 | 厚手の服(ジーンズやパーカー) | 約40着 |
1箱にたくさん詰め込みすぎると、重量が重たくなりすぎるほか、荷解きの際に部屋・スペース別の仕分けが難しくなります。
上記の量を目安に、必要な数のダンボールを用意しましょう。
一人暮らしの引越しに使うダンボールの調達先

一人暮らしの引越しに使えるダンボールの調達先を3パターンからご紹介します。
引越し業者
引越し業者に依頼する場合、どの業者も無料でダンボールを提供してくれます。
もちろん、「○個以上は有料」など条件があるケースもあるので、契約前にどのくらいの数が無料で提供されるのか確認しましょう。もし不足する場合は、業者に追加で購入できるかも問い合わせてみてください。
スーパーやドラッグストア
スーパーやドラッグストアでは、使用済みのダンボールを無料で提供してもらえるケースがあります。食料品や日用品が梱包されていたダンボールなので、引越しにも耐えられる強度に期待できます。
ただし、勝手に持ち出すことはできないので、店舗への確認は必ず行いましょう。メールや電話で問い合わせて状況を確認しておくと、余計な労力をかけずに済みます。
インターネットで購入
インターネットを通じてダンボールを購入する方法もあります。
オンラインショップは、時間や場所を選ばずに利用できるため、引越しの準備で忙しい合間にも調達可能です。「頑丈なタイプ」「軽量&安価なタイプ」など、多種多様な種類からダンボールを選べます。
費用はかかるものの、サイズや枚数も自由なので、自分の荷物にぴったりのダンボールを見つけられるでしょう。
ダンボールの量別!一人暮らしにかかる引越し費用

ダンボールの量(荷物の量)に応じた引越し費用の目安を見ていきましょう。
【引越し費用の目安】
移動距離 | ダンボールの量 | 料金目安 |
---|---|---|
15km以内(同一市内) | 小(15個以内) | 約4万~5万円 |
大(30個以内) | 約5万~6万円 | |
30km以内(同一県内) | 小(15個以内) | 約4万~5万円 |
大(30個以内) | 約6万円 | |
200km以内(同一地方) | 小(15個以内) | 約6万円 |
大(30個以内) | 約8万~9万円 | |
500km以内(遠方) | 小(15個以内) | 約7万5,000円 |
大(30個以内) | 約10~11万円 |
上記は、通常期の料金目安です。引越しシーズン(業者の繁忙期)となる2〜4月は+ 2〜3万円はかかるので注意しましょう。
一人暮らしの引越しをスムーズ化する梱包方法

一人暮らしの引越しをスムーズに進められる梱包方法について解説します。
引越し前に使う荷物は最後につめる
引越しの際、最終日まで使用する荷物は最後に詰めましょう。
最後まで使うものの例
・洗面グッズ
・タオル類
・スマホ、PCの充電器
・着替え
・トイレットペーパー
すべての荷物を梱包すると、引越し当日の生活に支障をきたすほか、引越し直前にダンボールの中身を取り出さなければなりません。
1日の生活をイメージしつつ、必要なものをリストアップしておくと安心です。
新生活スタート時に使うものをまとめる
引越しから1〜2日後までに使うものは、ひとまとめにしておくと便利です。
初日から使うものの例
・身分証明書(運転免許証や保険証など)
・パソコン、充電器
・仕事関係のもの(書類、カバンなど)
・タオル類
・洗面、バスグッズ
・トイレグッズ
荷解きは1週間ほどかかる作業です。ほかの荷物と一緒に上記のものを入れてしまうと、新生活を始める際に手間と時間がかかります。
スムーズに新生活を始めるためにも、必要な荷物はひとまとめにしておきましょう。
荷物の種類をダンボールの外側に書く
引越し用のダンボールには、詰めた荷物の内容を外側に記載してください。たとえば、「衣類」や「キッチン用品」といった分類を書いておくと、新居での荷解きを時短化できます。
さらに、「割れ物注意」や「天地無用」なども記載しておけば、運搬時の破損リスクも抑えられるでしょう。
部屋別に梱包する
寝室や仕事部屋など、用途が限定された荷物があれば、部屋別に梱包しましょう。すべての荷物をジャンル別(キッチン用品、衣類など)に仕分けただけでは、各部屋へ収納する際に手間取ります。
引越し当日は、部屋別にダンボールを運搬してもらい、各部屋で開梱すれば、仕分ける手間を省けるでしょう。
ダンボールの数がわかれば、一人暮らし引越しをスムーズに終えられる
一人暮らしの引越しは、役所やライフラインの手続き、引越し作業などをすべて一人でこなさなければなりません。新生活のスタートを遅れさせないためには、効率的準備を進める必要があります。
ダンボールの数が把握できれば、引越し業者へ依頼するプラン、梱包・開梱作業の目安時間などもわかり、引越し作業の効率化につながるでしょう。
自分の負担を少しでも減らせるよう、まずはダンボールの数・荷物の量からチェックしてみてください。