新卒の東京一人暮らし、家賃相場はいくら?家賃を抑える物件の探し方のコツ

新卒の東京一人暮らし、家賃相場はいくら?家賃を抑える物件の探し方のコツ

投稿日:2025年8月29日 | 最終更新日:2025年8月29日

新卒の東京一人暮らし、家賃相場はいくら?家賃を抑える物件の探し方のコツ

新卒として東京で一人暮らしを始める際、悩みの種となるのが「家賃」です。「他の地域に比べて高い」「生活費を圧迫する」など、ネガティブな話を聞くと、物件探しが難しいと感じるかもしれません。

そこで今回は、東京都内における家賃相場新卒の家賃目安について解説します。相場・目安がわかれば、自分の生活基準を把握しやすく、無理のない範囲で生活環境を整えられます。

また、東京都内で家賃を抑える方法賃貸物件探しのコツも解説するので、生活費を抑えて貯金・投資を始めたい人はぜひ参考にしてみてください。

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新卒の一人暮らしで払える家賃はいくら?手取り額から考える目安

価格相場・料金目安

新卒から一人暮らしを始める際、「手取り額」を基準に家賃の予算を決めましょう。額面給与は、社会保険料や税金などが差し引かれていません

手取り額とは数万円の差があるため、正確な家賃予算を間上げる際は手取り額を基準にしてください。

次項では、手取り額を基準とした家賃の目安を解説します。

家賃目安は手取りの1/3~1/4

一般的に、家賃の目安は手取り額の1/3~1/4と言われています。家賃をこの範囲に収めることで、生活費(食費、水道光熱費、通信費など)や、交際費・趣味・貯金などとのバランスが取りやすいと考えられているためです。

たとえば、手取り額が21万円の場合、その3分の1である7万円が家賃の上限目安となります。

しかし、これはあくまで全国的な目安です。物価、特に家賃相場が全国トップクラスに高い東京で、この基準をそのまま当てはめてしまうと、生活が苦しくなってしまう可能性も少なくありません。

>>【エリア別】東京の一人暮らし家賃相場一覧も参考に、無理のない範囲で賃貸物件を探しましょう。

次項では、新卒の給与平均額をもとに家賃上限をシミュレーションしているので、こちらも参考にしてみてください。

【新卒の手取り額】東京の家賃上限をシミュレーション

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査(新規学卒者)」によると、大学卒の初任給(月額)の平均は約23.97万円です。これを参考に、いくつかのパターンで家賃上限の目安をシミュレーションしてみます。

※手取り額は額面給与の80%として計算しています。

額面月収手取り月収(目安)家賃上限
22万円約17.6万円約5.8万円
24万円約19.2万円約6.4万円
26万円約20.8万円約6.9万円
28万円約22.4万円約7.4万円
※参考:令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
※家賃上限は手取り額の1/3

上記はあくまでも目安ですが、新卒(大学卒)の場合は上限5~7万円の家賃を目安に賃貸物件を探した方が無難です。

また、物件情報に記載されている「家賃」には、共益費や管理費が含まれていないケースもあります。お部屋探しの際は「家賃+管理費・共益費」の合計金額が、ご自身の予算内に収まるかを必ず確認するようにしましょう。

では、実際にどのエリアであれば、上記の家賃で住めるのか、次項からエリア別の家賃相場を見ていきましょう。

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【エリア別】東京の一人暮らし家賃相場一覧

平均・相場

ここでは、新卒の方が部屋探しをする上で参考になるよう、東京を「人気エリア」「穴場エリア」「23区外」の3つに分けて、ワンルーム・1K・1DKの間取りにおける家賃相場を解説します。

ご自身の勤務地へのアクセスやライフスタイルを想像しながら、どのエリアが自分に合っているか見つけていきましょう。

東京23区の人気エリア

はじめに、いわゆる「都心」と呼ばれる人気エリアの家賃相場です。

港区、渋谷区、新宿区などは交通の便が非常によく、商業施設や飲食店も充実しているため、常に高い人気を誇ります。その分、家賃相場も東京の中ではトップクラス。

新卒の給料で一人暮らしをするには、会社の住宅手当(家賃補助)などがなければ少し厳しいかもしれません。しかし、職場への近さを最優先したい方や、都会的な生活に憧れる方にとっては魅力的な選択肢です。

1R・1K・1DKの家賃相場

家賃相場主な駅・エリア
港区約12万円~13万円六本木、麻布十番、
品川、表参道
渋谷区約10万円~11万円渋谷、恵比寿、
代官山、原宿
新宿区約8万円~9万円新宿、高田馬場、
四ツ谷、神楽坂
中央区約12万円銀座、日本橋、
月島、勝どき
千代田区約11万円~12万円東京、秋葉原、
神保町、飯田橋
目黒区約7万円~8万円中目黒、自由が丘、学芸大学

これらのエリアで物件を探す場合は、少しでも家賃を抑えるために「駅から徒歩15分以上」「築年数が古い物件」も視野に入れましょう。

東京23区の穴場エリア

「23区内に住みたいけど、家賃はできるだけ抑えたい」という新卒の方にぜひ注目してほしいのが、比較的家賃が安い穴場エリアです。都心から少し離れることで、家賃をぐっと抑えられます。

1R・1K・1DKの家賃相場

家賃相場主な駅・エリア
足立区約6万円~7万円北千住、綾瀬、西新井
葛飾区約6万円~7万円亀有、金町、新小岩
江戸川区約6万円~7万円小岩、葛西、船堀
練馬区約5万円~6万円練馬、石神井公園、大泉学園
板橋区約6万円~7万円板橋、成増、大山
杉並区約6万円~7万円高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪

上記のエリアであれば、電車・バスでのアクセスが良好でありながら、人気エリアより3~6万円は家賃を抑えられます物価が安く、昔ながらの商店街が残っているなど、生活しやすい環境が整っているのも大きな魅力です。

コストパフォーマンスを重視するなら、これらのエリアを中心に賃貸物件を探してみましょう。

23区外(市部)の家賃相場

23区外の市部にも、魅力的な街はたくさんあります。最大のメリットは、23区内と比べて家賃相場が格段に安いこと。中央線や京王線、小田急線などを利用すれば新宿や東京駅といった主要駅へも乗り換えなしでアクセスできる場所が多く、通勤の利便性も確保できます。

1R・1K・1DKの家賃相場

家賃相場主な路線
武蔵野市約6万円~7万円JR中央線、京王井の頭線
三鷹市約5万円~6万円JR中央線
調布市約5万円~6万円京王線
立川市約4万円~5万円JR中央線、JR南武線、
多摩モノレール
八王子市約4万円JR中央線、京王線、JR横浜線
町田市約4万円~5万円小田急線、JR横浜線

これらのエリアは緑豊かな公園が多く、「落ち着いた環境で暮らしたい」「部屋の広さや設備にこだわりたいけれど予算は抑えたい」という方に最適です。特に立川や町田、吉祥寺などは駅前が栄えており、買い物や食事に困ることもありません。

まずは自分の「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理し、幅広い視野で物件探しを始めることが、満足のいく一人暮らしへの第一歩です。

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新卒向け 東京で家賃を抑える物件探しのコツ7選

ポイント・コツ

新社会人としてスタートを切る東京での一人暮らし。期待に胸を膨らませる一方で、生活費の大部分を占める「家賃」に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

物件探しのコツさえ押さえれば、限られた予算の中でも快適な住まいを見つけることは十分に可能です。ここでは、新卒の方が東京で家賃を抑えながら理想の物件を見つけるための、具体的な7つのコツを詳しく解説します。

コツ① 都心から少し離れたエリアを狙う

新宿、渋谷、池袋といった都心の主要駅周辺は、交通の便や商業施設の充実度から非常に人気が高く、それに伴い家賃相場も高騰しています。新卒の給与で都心に住むのは、かなりの負担になるでしょう。

そこでおすすめなのが、都心から電車で20分~30分ほど離れたエリアです。少し郊外に出るだけで、家賃相場は3万円〜6万円以上安くなることも珍しくありません。都心へのアクセスも良く、落ち着いた住環境が手に入るため、ワークライフバランスを重視する方にもぴったりです。

【路線の選び方】急行が止まらない駅が狙い目

エリア選びと合わせて考えたいのが、「路線の選び方」です。特に注目したいのが、急行や快速が通過する「各駅停車」のみが停まる駅です

急行停車駅は需要があり家賃も高めに設定されますが、その隣の各駅停車の駅になるだけで、家賃が手頃になるケースも多いです。

まずは自分の勤務地へアクセスしやすい沿線をいくつかピックアップし、その中の各駅停車駅を中心に物件を探してみましょう。

コツ② 駅からの徒歩分数を妥協する

「駅チカ」は誰もが憧れる条件ですが、家賃を抑える上では見直したいポイントの一つです。一般的に、駅からの距離が近い(10分圏内)ほど家賃は高くなります。

不動産情報サイトで物件を検索する際、「駅徒歩5分以内」と「駅徒歩15分以内」で比較すると、同じような条件でも数千円から1万円以上の差が出ることもあります。

不動産広告における徒歩分数は「80m=1分」で計算されており、信号や坂道は考慮されません。徒歩10分や15分と聞くと遠く感じるかもしれませんが、実際には意外と気にならなかったり、自転車を使えばあっという間だったりします。

むしろ駅から少し離れることで、「静かな住環境」「日々の通勤が良い運動になる」といったメリットもあります。まずは希望条件を「駅徒歩15分以内」まで広げて検索してみることをおすすめします。

コツ③ 築年数や部屋の条件を見直す

新築や築浅の物件は魅力的ですが、当然ながら家賃は高くなります。家賃を抑えるなら、「築年数」の条件を緩めましょう。

築年数・部屋の条件を見直すポイント

・築10年で約1割、20年で約2割、家賃は下がる

・築古でも、リノベーションやリフォームによって新築同様の物件も多い

・耐震性が不安な場合は「新耐震基準」の物件(1981年6月1日以降)を選ぶ

・入浴にこだわりがなければ、ユニットバスを選ぶ

・在宅時間が短ければ「南向き」にこだわらない

リフォーム・リノベーション済みの築古物件は、新築よりも家賃が安く、設備・内装は新築同様です。

さらに、浴室や部屋の向きなどの条件を緩和できれば、人気エリアであっても家賃の安い賃貸物件を見つけやすくなります。

コツ④ 物件探しの時期をずらす

物件探しの時期をズラすだけでも、家賃を抑えられる可能性があります。

時期をズラすとは?

・不動産会社の繁忙期(1~3月)は良条件物件の競争率が高く、家賃交渉は難しい

・閑散期(年末や夏)は空室を埋めたいため、家賃交渉に応じてもらいやすい

引越しシーズンが落ち着く年末年始や6月〜8月の閑散期を狙うことで、家賃を相場以下に抑えられるかもしれません。

もし可能であれば、入社後しばらくは研修寮マンスリーマンションなどを利用し、時期をずらして本格的な部屋探しを始めるのも賢い方法です。

一人暮らし×マンスリーマンションの料金や注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】一人暮らし体験はマンスリーマンションで!料金相場・選び方・注意点を徹底解説

コツ⑤ ゼロゼロ物件やフリーレント物件を探す

家賃そのものではありませんが、入居時にかかる「初期費用」を抑えることも、トータルコストを考えると非常に重要です。そこで注目したいのが、「ゼロゼロ物件」や「フリーレント物件」です。

初期費用を抑えられる賃貸物件

ゼロゼロ物件:敷金と礼金がどちらも「0円」の物件で、家賃の2〜4ヶ月分を節約

フリーレント物件:入居後の一定期間(例:1ヶ月間など)の家賃が無料になる

これらの物件は、長期間空室が続いているなどの理由で、大家さんが早く入居者を見つけたい場合に設定されることが多いです。

ただし、短期解約違約金が設定されているなど、契約内容に特別な条件が付いている場合があるため、契約前には必ず重要事項説明書を隅々まで確認し、不明な点は不動産会社に質問するようにしましょう。

コツ⑥ 不動産ポータルサイトを上手に活用する

不動産ポータルサイトの検索機能を活用し、予算に見合う賃貸物件の候補をピックアップしましょう。

検索機能の上手な使い方

・「家賃相場検索」を活用し、希望エリアの相場を把握する

・予算に見合うエリアに絞り、希望条件にマッチする賃貸物件の候補を検索する

・初回検索時は条件を緩和しつつ、ヒットする物件数を見つつ徐々に条件を追加する

条件を考える際は、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」の2種類を用意しましょう。不動産会社で直接相談する際も、条件を2パターンにわけておくと、候補となる賃貸物件をピックアップしやすくなります。

また、複数サイトでの検索が面倒な場合は、「DOOR賃貸」がおすすめです。

DOOR賃貸とは?

・人気不動産ポータルサイトの物件情報をまとめて掲載

・DOOR賃貸で物件探しを完結させやすい

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コツ⑦ 地元の不動産会社にも相談する

不動産ポータルサイトでの情報収集と並行して、地域に根差した地元の不動産会社に直接足を運んでみましょう

地元の不動産会社のメリット

・大手ポータルサイトにない「未公開物件」や「最新情報」を持っている可能性がある

・対象エリアの治安やおすすめのお店など、インターネットで得られない情報に精通している

・大家さんと長年の付き合いがあれば、家賃交渉してもらいやすい

親身に相談に乗ってくれる担当者と出会えれば、物件探しはより心強く、スムーズに進むでしょう。

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家賃だけじゃない!東京の一人暮らしでかかる初期費用

費用

賃貸物件を契約するには、毎月の家賃とは別に、まとまったお金が必要になります。入社前の出費が多い時期だからこそ、事前にどれくらいの費用がかかるのか、その内訳と相場を正確に把握しておきましょう

次項では、賃貸契約時に必要となる初期費用の内訳と、その費用を少しでも安く抑えるための具体的な方法について詳しく解説していきます。

一人暮らしの初期費用の内訳と相場

賃貸物件の初期費用は、一般的に家賃の4.5ヶ月分から6ヶ月分が目安と言われています。まずはその内訳を見ていきましょう。

主な初期費用の項目と、その相場を以下の表にまとめました。

初期費用の内訳と目安

項目名費用の目安       内容
敷金家賃の0〜1ヶ月分・大家さんに預ける保証金
・家賃滞納時や退去時の原状回復費用
・残金は返還される
礼金家賃の0〜1ヶ月分・大家さんへのお礼金
・返還されない
仲介手数料家賃の0.5〜1ヶ月分 + 消費税・不動産会社に支払う手数料
・法律で上限が定められている
前家賃家賃の1ヶ月分・入居する月の家賃
・通常は日割り計算される
鍵交換費用25,000円程度・前の入居者から鍵を交換するの費用
火災保険料20,000円程度・火事や水漏れなどのトラブルに備える保険
・加入が義務付けられている場合が多い
保証会社利用料初回に家賃の50%〜100%
(年間10,000円〜20,000円)
・連帯保証人がいない場合に利用する
・保証会社の利用料金

家賃7万円の場合、初期費用として30~40万円の用意が必要です。これらの費用に加えて、引越し費用や家具・家電の購入費、入居後1ヶ月の生活費なども考慮しなければなりません。

予算が心配な人は、次項の節約方法も参考にしてみてください。

初期費用を安く抑える方法

高額になりがちな初期費用ですが、物件の選び方や交渉次第で安く抑えられます。

初期費用を安くする方法

・敷金と礼金が無料の賃貸物件を探す

・フリーレント物件で初回の家賃を抑える(1~2ヶ月分)

・仲介手数料の安い不動産会社を利用する

・入居可能日(家賃発生日)を翌月の1日になるよう交渉し、前家賃(日割り分)を節約する

敷金・礼金無料の賃貸物件であれば、家賃2か月分を節約できます。ただし、敷金0円の場合、退去時に原状回復費用を請求される恐れがあるため注意してください。

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新卒が東京で一人暮らしを始める際の注意点

デメリット・注意点・リスク

ここでは、物件探しのスケジュールから内見のチェックポイント、入居審査まで、新卒の一人暮らしをスムーズにスタートするための注意点を詳しく解説します。

物件探しの流れとスケジュール

入社日に間に合わせられるよう、いつから動き出すべきか、一般的な流れとスケジュールを把握しておきましょう。

一般的に、入社式があるのは4月1日。多くの新卒が2月〜3月に物件探しをします。この時期は不動産業界の繁忙期と重なり、良い賃貸物件はすぐに埋まってしまうため、早めの行動が肝心です。

理想的なのは、年末年始から情報収集を始め、1月〜2月上旬には物件探しを本格化させるスケジュールです。

物件探しスケジュール

時期やること      ポイント
12月~1月上旬情報収集・希望条件の整理・家賃相場を調べる
・条件をリストアップする
1月下旬~2月中旬物件探しスタート・不動産会社で物件を紹介してもらう
・積極的に内見の予約を入れる
2月上旬~2月下旬内見・申し込み・実際に物件を見て最終判断
・すぐに入居申込書を提出する
2月中旬~3月上旬入居審査 / 契約・大家さんや管理会社による入居審査(通常3日~1週間程度)
・重要事項説明を受けて賃貸借契約を結ぶ
3月中旬~3月下旬引越し準備 / ライフライン手続き・引越し業者の手配
・荷造り
・ライフラインの開通手続き
3月下旬~4月1日鍵の受け取り / 引越し・入居可能日以降に鍵を受け取る
・新生活スタート!

上記はあくまでも物件探しのスケジュールなので、住民票や民間サービスの変更手続きも同時に行いましょう。住民票の手続きについては、以下の記事を参考にしてみてください。

【関連記事】一人暮らし&大学生は住民票を移す?移さないとどうなる?手続き方法も解説

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内見で必ずチェックすべきポイント

内見は、物件情報だけでは分からない部屋の実際の状態を確認できる貴重な機会です。後悔しないためにも、チェックすべきポイントを事前にリストアップしておきましょう。

メジャーやスマートフォン、メモ帳などを持参すると便利です。

室内のチェックポイント

日当たり:在宅時間を想定して内見を行い、部屋の明るさを確認する

・風通し::窓を開け、部屋の中に風がとおるか確認する

コンセントの位置と数: 家具や家電の配置をシミュレーションしながらチェック

収納スペースの広さ: クローゼットや押入れの奥行きと高さを測る

水回りの状態: 水圧や排水口の臭いをチェック

スマートフォンの電波状況: 部屋の隅々まで電波が届くかチェック

壁の薄さ(防音性):部屋の中で手を叩き、反響が少なければ壁が薄い可能性がある

設備の動作確認:エアコンや給湯器、インターホンなどが正常に動作するかチェック

中でも注意が必要なのは、日当たりと風通しです。

テレワークなどで在宅時間が長い場合、日当たり良好な部屋は夏に室温が上がりやすく、エアコンの電気代が高騰するリスクもあります。東向きは午前中西向きは夕方南向きは1日中、部屋に日が入ると覚えておき、ライフスタイルに合わせて賃貸物件を探しましょう。

また、風通しは室内の湿度に影響するため、快適な住環境で暮らすためにも風通しの良い賃貸物件を見つけてください。

室外・周辺環境のチェックポイント

共用部分の管理状態::廊下や階段、ゴミ捨て場、駐輪場などがきれいに管理されているか

駅からの実際の道のり: 実際に歩いてみて、道のりの明るさや安全性、体感時間をチェック

周辺施設の充実度:スーパーやコンビニ、ドラッグストア、病院などの有無をチェック

騒音や臭い:線路や幹線道路、飲食店などが近くにある場合、窓を開けて音・臭いをチェック

共用部分がキレイな賃貸物件は、住民の質も良い可能性があります。内見時は部屋の中だけでなく、周辺環境も含めて理想的な住環境か確認しましょう。

入居審査は大丈夫?新卒が準備すべきこと

「まだ働いていない新卒でも入居審査に通るの?」と不安に思うかもしれませんが、心配は不要です。大家さんや管理会社が審査で最も重視するのは「家賃の支払い能力」です。

新卒の場合は、入社予定の企業から発行される「内定通知書」が収入を証明する書類となり、安定した収入が見込まれるため、審査で不利になることはほとんどありません。

審査をスムーズに進めるために、以下の書類を事前に準備しておくと安心です。不動産会社によって必要書類は異なる場合があるため、以下を参考に準備しましょう。

他の必要書類について

書類の種類           備考
身分証明書・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
・健康保険証
など
内定通知書コピーを提出
住民票・発行から3ヶ月以内のもの
・マイナンバーが「記載されていない」
印鑑・印鑑登録証明書印鑑の種類を要確認
連帯保証人の情報・身分証明書のコピー
・収入証明書
・印鑑登録証明書
・承諾書
など
緊急連絡先親族の連絡先

もし連帯保証人を頼める親族がいない場合は、「家賃保証会社」を利用できる賃貸物件を選びましょう。保証会社とは、万が一家賃を滞納した場合に立て替えてくれる会社です。

利用には初回保証料(家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分程度)と年間更新料が必要です。最近では、連帯保証人がいる場合でも保証会社の利用を必須とする物件が増えています。

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東京での一人暮らしスタート時は家賃節約&効率化を重視しよう!

新卒で東京の一人暮らしを始めるなら、家賃は手取りの3分の1ではなく、余裕を持たせた4分の1を目安に設定するのがおすすめです。エリアによって差はありますが、東京都内は物価が高く、生活費を圧迫する恐れもあります。

家賃は負担の大きな固定費なので、少しでも負担を抑えて生活できるよう余裕を持たせた予算を組んでおきましょう。

東京都内で家賃を抑えるコツ

・都心から離れたエリアで探す

・急行が止まらない駅周辺で探す

・徒歩10分を超えるエリアも対象とする

・「絶対に譲れない条件」「妥協できる条件」を決める

上記のコツを押さえるだけでも、数万円の家賃を抑えられます。

ただし、入社日ギリギリに物件探しを初めては、好条件の賃貸物件は埋まってしまい、選択肢が限定されるかもしれません。各種ライフラインや住所変更の手続き、引越し業者への依頼など、引越しは手間と時間がかかります。

スケジュールに余裕を持たせられるよう、時短化できるポイントを見つけることも重要です。

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