投稿日:2025年6月5日 | 最終更新日:2025年6月5日

一人暮らしにぴったりな冷蔵庫の容量で悩んでいませんか?この記事では、150L冷蔵庫のメリットやデメリット、他の容量との違いを徹底解説します。
また、冷蔵庫選びのポイントやおすすめの冷蔵庫も紹介します。
冷蔵庫は小型家電のように簡単に処分しづらく、高価な家電製品です。選び方に失敗しないよう、基本的な知識を頭に入れておきましょう。
この記事を読めば、「大きすぎて持て余した」「自炊したいけど入りきらない」といった後悔を防げます。あなたにぴったりな容量を見つけ、費用対効果の高い冷蔵庫を購入しましょう。
一人暮らしに150L冷蔵庫は本当に必要?

一人暮らしを始めるにあたって、冷蔵庫選びは重要です。容量が大きすぎると電気代が無駄になり、小さすぎると食材が入りきらなくなるためです。
次項では、150L冷蔵庫のメリット・デメリットを紹介します。また、他の容量の冷蔵庫と比べることで、一人暮らしに150L冷蔵庫が適しているのかも併せて検証します。
150L冷蔵庫のメリット
150L冷蔵庫のメリットは次のとおりです。
150L冷蔵庫のメリット
・一人暮らし向けの賃貸物件にも設置しやすいサイズ
・省エネ性能の高い機種が多い
・大型サイズより価格が手頃
150L冷蔵庫には2ドアタイプが多く、冷蔵室と冷凍室が独立しています。食品を整理しやすく、冷凍食品や作り置きを保存するのにも便利です。
また、大型サイズと比較すると電気代を節約できます。さらに、一人暮らし向けの物件ではキッチンが狭くなりがちなため、コンパクトな150L冷蔵庫は収まりやすい容量です。
150L冷蔵庫のデメリット
150L冷蔵庫のデメリットは、容量が限られていることです。
たとえば、大人数でのパーティーやまとめ買いが多い人は、容量が少なく感じるかもしれません。なお、150L冷蔵庫は冷凍室が小さいため、冷凍食品を大量に保存したい場合は注意が必要です。
一人暮らしでも「頻繁に自炊をする」「食材を多めにストックしたい」といった人は、より大きな容量の冷蔵庫を検討しましょう。
他の容量の冷蔵庫との比較
以下では、150L冷蔵庫を他の容量の冷蔵庫と比較します。それぞれの特徴を知った上で、自分に適した容量を選びましょう。
容量別にみた冷蔵庫の特徴
容量 | 特徴 |
---|---|
90L | ・価格が安く、省スペース ・自炊の頻度が高い場合は容量不足を感じやすい ・冷凍食品の保存には不向き |
170L~200L | ・自炊の頻度が高い人でも保存しやすい容量 ・冷凍室が広く、冷凍食品の保存にも便利 ・150Lよりも価格が高く、設置スペースもやや大きい |
200L以上 | ・一人暮らしでは容量が大きすぎる ・単身者用の賃貸物件には設置が難しい |
冷蔵庫は簡単に処分しづらい家電製品です。容量別の特徴も把握した上で、ライフスタイル・賃貸物件の広さに適切な容量を選びましょう。
自炊の頻度によって選ぶべき冷蔵庫の容量
一人暮らしでもライフスタイルによって、選ぶべき冷蔵庫の容量は異なります。自炊の頻度にあわせて、冷蔵庫のサイズを選びましょう。
自炊の頻度別にみたおすすめの冷蔵庫容量
自炊頻度 | おすすめの容量 | 理由 |
---|---|---|
高い | 150L〜170L | ・冷蔵/冷凍室があるため ・作り置きを保存しやすい ・一人分の冷凍食品を保存しやすい |
低い | 150L未満 | ・90Lでも飲み物や食材は保存できる ・お弁当やお惣菜など、一時的な保存に適切 |
外食や中食(お弁当・お惣菜)が多い人は低容量、自炊の頻度が多い、コンビニ・スーパーが遠いといった人は中容量以上を検討しましょう。
一人暮らしで失敗しないための150L冷蔵庫を選ぶポイント

一人暮らしで冷蔵庫を選ぶ際には、容量をはじめ、さまざまな要素を考慮することが大切です。
搬入経路や設置スペース、消費電力、搭載されている機能などを、購入前に必ず確認しておきましょう。
搬入経路と設置場所の確認
冷蔵庫を選ぶ前に、まず搬入経路と設置場所を必ず確認しましょう。
チェックすべきポイント
・冷蔵庫の設置スペースのサイズ(扉の開閉や放熱スペース含む)
・玄関や廊下、扉のサイズ
・エレベーターや階段など、共用スペースのサイズ
一人暮らし向けの賃貸物件では「玄関や廊下が狭い」「階段やエレベーターのサイズが限られている」などの場合があるので注意が必要です。購入前に搬入経路の幅や高さを測り、冷蔵庫の外形寸法(外箱)と比較しましょう。
また、設置の際は、冷蔵庫の扉の開閉スペースも忘れずに確認してください。
なお、冷蔵庫の背面には、十分な放熱スペース(左右10cm、背面7cm以上)を確保することも欠かせません。冷蔵庫のサイズだけでなく、設置場所周辺の家具の配置も考慮して、冷蔵庫が適切に利用できるスペースを確保しましょう。
省エネ性能
冷蔵庫は24時間365日稼働するため、電気代節約のためにも省エネ性能をチェックしましょう。省エネ性能とは、家電のエネルギー効率を具体化したもので、性能が高いほど電気代(消費電力)を抑えられます。
型式の古い冷蔵庫ほど、省エネ性能は低い傾向にあるので注意してください。
単純に比較した場合、最新型の方が約28~35%の電気代を節約できます。
省エネ性能は、省エネラベルで確認可能です。購入前に省エネラベルを確認し、年間消費電力量や省エネ達成率を比較検討しましょう。
冷蔵庫の機能性
冷蔵庫の使い勝手にこだわりたい人は、機能性も確認しましょう。以下では、冷蔵庫の代表的な機能と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
冷蔵庫の主な機能やメリット・デメリット
機能 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自動霜取り | 霜取りを自動でできる | 運転中は冷却効率が低下する可能性あり |
急速冷凍 | 食品を素早く冷凍し鮮度を保つ | 消費電力が増加する |
静音設計 | 運転音が静かで生活の邪魔にならない | 価格がやや高くなる |
脱臭機能 | 冷蔵庫内の匂いを抑える | フィルター交換が必要なタイプもある |
これらの機能以外にも、機種によっては野菜室の湿度コントロール機能やドアポケットの収納力など、さまざまな機能があります。
必要な機能を事前にピックアップし、自分にぴったりの冷蔵庫を選びましょう。
一人暮らし向け150L前後の冷蔵庫おすすめ3選

一人暮らしにぴったりな冷蔵庫(150L前後)のおすすめ機種を紹介します。それぞれの機種の特徴を把握した上で、冷蔵庫選びに役立ててください。
ハイセンス HR-D15F
ハイセンス HR-D15F/FBは、静音性と省エネ性能に優れているため、ワンルームでも使用しやすい冷蔵庫です。耐熱トップテーブルの上には、電子レンジやトースターなども設置できます。
ハイセンス HR-D15Fの概要
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | ハイセンス |
商品名 | HR-D15F |
価格 | 37,900円 |
容量 | 162L |
サイズ | 幅481×奥行586×高さ1277(mm) |
重さ | 41kg |
主な機能 | ・自動霜取り(ファン式) ・消音約23dB ・耐熱トップテーブル ・年間消費電力量306kWh/年(50Hz/60Hz) ※2021年省エネ基準達成率100% |
HR-D15F/FBは、大容量のドアポケットや2段式の冷凍室など、使い勝手が考慮された設計です。
一人暮らしでも自炊を頻繁にしたい人や、自宅に人を呼んでパーティーをしたい人におすすめの冷蔵庫です。
アイリスオーヤマ IRSN-HF15A
アイリスオーヤマ IRSN-BLK15Aは、冷凍室が60Lと大容量のため、冷凍食品をたくさん保存できます。さらに、急冷モードも搭載されており、食品の鮮度を保てます。
アイリスオーヤマ IRSN-HF15Aの概要
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | アイリスオーヤマ |
商品名 | IRSN-HF15A |
価格 | 44,800円 |
容量 | 153L |
サイズ | 幅500×奥行617×高さ1,292(mm) |
重さ | 41kg |
主な機能 | ・大容量冷凍室 ・急冷モード搭載 ・自動霜取り(ファン式) ・耐熱トップテーブル ・年間消費電力量262kWh/247kWh (50Hz/60Hz) |
冷凍室が全体の1/3以上を占めているため、まとめ買いする方や作り置きする方にぴったりの機種です。
シャープ SJ-GD15P
シャープ SJ-GD15Pはプラズマクラスター技術を搭載しているため、食品の鮮度を長持ちさせやすくなります。また、LED照明付きで庫内の奥まで見渡しやすいのもポイントです。
シャープ SJ-GD15Pの概要
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | シャープ |
商品名 | SJ-GD15P |
価格 | 50,494円 |
容量 | 152L |
サイズ | 幅495×奥行600×高さ1,203(mm) |
重さ | 41kg |
主な機能 | ・2ドア ・プラズマクラスターによる除菌 ・明るく見やすいLED照明 ・耐熱トップテーブル ・静音設計(約21dB) ・年間消費電力量 265kWh(50Hz/60Hz) ※2021年度 省エネ基準達成率115% |
他の機種と比較すると費用は少し高めですが、高機能で消費電力の抑えられた冷蔵庫です。長く愛用したい、日常的なストレスを抑えたいといった人におすすめです。
ライフスタイルにあわせて一人暮らしにピッタリな150L冷蔵庫を選ぼう
一人暮らしに最適な冷蔵庫の容量は、ライフスタイルによって異なります。自炊の頻度や生活スタイルにあわせて、適切な容量を選びましょう。
ただし、容量だけでなく、機能性や外寸、省エネ性能なども考慮してください。冷蔵庫は日常的な使用頻度が高い家電製品なので、総合的な評価で選ばなければ使い勝手が悪くなります。
紹介したおすすめの冷蔵庫も参考に、用途にマッチした冷蔵庫を見つけましょう。