投稿日:2024年5月29日 | 最終更新日:2024年5月29日
一人暮らしを始めた、もしくはこれから始める際、「お米って何合炊くものなの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで今回は、一人暮らしでお米を何合炊くべきなのか、量の目安や炊飯器のサイズについて解説します。ライフスタイル別におすすめの炊飯器サイズも解説するので、自分の生活をイメージしながら目を通してみてください。
自分にピッタリな量がわかれば、余計な量のお米を購入する心配もありません。お米の保管スペースを圧迫せず、お米をダメにするリスクも抑えられるでしょう。
一人暮らしは1日あたり1~1.5合を炊くのが目安
1合あたりのお米の量は約150g(炊飯前)、お茶碗2杯分に相当します。毎日ご飯を食べる場合、1日1〜1.5合を目安にご飯を炊きましょう。
もちろん、ご飯を食べる頻度や量、ライフスタイルによって適切なお米の量は変わります。
関連記事を参考に、一人暮らしのお米の消費量から購入量の目安を把握してみてください。
一人暮らしは3合炊きの炊飯器が無難
一人暮らしの場合、3合炊きの炊飯器であれば1回の炊飯で1日分+保存分(お茶碗6杯分)のご飯が炊けます。前述したとおり、1日分のご飯は1〜1.5合分で十分です。
しかし、毎日炊飯するのは手間・時間がかかります。そのため、翌日以降分のご飯も炊ける3合炊きの方が効率的でしょう。
次項では、3合炊きのメリット・デメリットを解説するので、炊飯器を購入する際は参考にしてみてください。
3合炊きのメリット・デメリット
3合炊きの炊飯器のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・翌日以降のご飯も炊ける ・設置スペースを圧迫しすぎない ・他の調理にも活用しやすい ・7,000円~購入できる | ・ギリギリの量を炊くとムラができやすい ・炊き込みご飯の場合は約1.5合しか炊けない |
3合炊きの炊飯器は、幅24×奥行33×高さ20cmくらいの大きさです。一人暮らし向けの賃貸物件でも、キッチン用ラックに設置できます。
また、3合炊きは翌日以降のご飯(1日あたり1〜1.5合)も炊けます。お惣菜+炊いたご飯で、日々の調理の手間・時間を短縮できるでしょう。
ただし、炊飯器は容量ギリギリを炊いた場合、内部の水・米が対流しにくくなり、炊きムラができやすいです。購入時は、製品の機能性・特徴なども把握したうえで選びましょう。
3合炊きで余るときは「小分け+冷凍保存」
3合のご飯を食べきれないときは、ラップで小分けにして冷凍保存しましょう。
炊飯器には保温機能がありますが、美味しさを維持できるのは約5〜6時間です。1日保温すると、変色や臭い、パサつきなどが出てしまう恐れがあります。
ご飯を美味しく食べるためにも、保存する際は1食分をラップに包み、冷凍庫で保存しましょう。食事の際は電子レンジでチンするだけで食べられます。
【ライフスタイル別】一人暮らしにおすすめの炊飯器サイズ
自分は何合炊きの炊飯器がマッチするのか、ライフスタイル別におすすめのサイズを解説します。
【外食やお弁当がベースの人】1~1.5合炊き
外食やお弁当がベースの人は、1〜1.5合炊きの炊飯器でも問題ないでしょう。1週間に1〜2度の自炊であれば、1食分のご飯が炊ける炊飯器の方がコスト・スペースを圧迫しません。
1合炊き炊飯器の価格相場・サイズ
・価格相場 :3,000~5,500円
・サイズ(目安):幅18×奥行18×高さ21cm
小型の炊飯器でも炊飯モードや予約機能が搭載されているので、機能面では3合炊きと遜色ありません。
【自炊・お惣菜がベースの人】3合炊き
自炊・お惣菜で食事を済ませる人は、3合炊きの炊飯器がおすすめです。3合炊きであれば、翌日以降のご飯を炊いて保存できます。
週に何度か自炊をして、残業のときはお惣菜を買って帰るなど、ライフスタイルに合わせやすいサイズと言えます。
3合炊き炊飯器の価格相場・サイズ
・価格相場 :7,000~14,000円
・サイズ(目安):幅24×奥行33×高さ20cm
サイズは1合炊きより大きいですが、キッチン用ラックにも十分収まります。煮物や汁物など、他の料理に応用しやすいのも魅力です。
【自炊にこだわりたい人】4~5合炊き
毎食自炊にこだわりたい人は、2〜3食分の料理も作れる4〜5合炊きの炊飯器がおすすめです。5合炊きは内釜も大きく、ご飯が対流しやすいので美味しく炊けます。
さらに、カレーや肉じゃがなどを炊飯器で作った場合、2〜3食分を作り置き可能です。料理の幅が広がるだけでなく、仕事で忙しい人も時短調理で手間を省けます。
4~5合炊き炊飯器の価格相場・サイズ
・価格相場 :7,000~20,000円
・サイズ(目安):幅27×奥行36×高さ22cm
価格差の主な要因は、「ご飯の炊き上がり具合・炊き方」の違いです。内釜の性能が高く(美味しく炊きあがる)、雑穀やおかゆなど炊き方の種類が多いほど価格は高くなります。
自炊で作る料理のバリエーションをイメージしつつ、必要な機能を備えた炊飯器を選びましょう。
一人暮らし向けの炊飯器を選ぶポイント
どんな炊飯器を購入すべきか迷う際は、以下のポイントもチェックしてみましょう。
また、炊飯器を購入すべきか悩む人は、関連記事から必要性を判断してみてください。
【サイズ】自宅でご飯を食べる頻度に合わせる
>>【ライフスタイル別】一人暮らしにおすすめの炊飯器サイズでも解説したとおり、炊飯器のサイズはご飯を食べる頻度(ライフスタイル)に合わせましょう。
サイズ選びのポイント
・1合:外食やお弁当が中心
・3合:基本は自宅でご飯を食べる(週に数回はお弁当、外食)
・5合:ほぼ毎日自炊をする
今後どのくらいの頻度で自炊をするかわからない人は、3合炊きの炊飯器が無難です。
【炊飯方式】価格と味のバランスで選ぶ
炊飯器の炊飯方式には、主に以下の3種類があります。
それぞれの特徴と価格帯、おすすめの人について見ていきましょう。
炊飯方式の種類
種類 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
マイコン式 | ・底の電熱ヒーターで加熱 | 7,000~9,000円 |
IH式 | ・底と側面から強い火力で加熱 ・炊きムラが出にくい | 11,000~21,000円 |
圧力IH式 | ・圧力を加え、より高温でご飯を炊く ・お米の甘味や弾力を引き出す | 20,000~30,000円 |
おすすめの人
・マイコン式:炊飯器の安さを重視する人
・IH式 :価格とご飯の美味しさ、両方を追求する人
・圧力IH式 :ご飯の美味しさにこだわりたい人
もちろん、メーカーや製品により性能の差はあります。
しかし、上記のような炊飯方式による違いもあるため、購入時はそれぞれの特徴・価格帯も踏まえたうえで選びましょう。
【機能性】目的に合わせる
炊飯器は、製品によって以下の機能も搭載されています。
特徴・おすすめの人と併せて見ていきましょう。
炊飯器の機能
機能 | 特徴 |
---|---|
早炊き | 20~40分でご飯が炊ける※通常40~60分 |
エコモード | 消費電力を抑える(加熱は最小限) |
蒸気レス | 炊飯器から蒸気を出さない |
調理機能 | 煮物や蒸し、ケーキなどの調理が可能 |
おすすめの人
・早炊き :帰宅が遅い、帰宅時間が読めない人
・エコモード:電気代を節約したい
・蒸気レス :自宅の壁を汚したくない(カビを発生させたくない)
・調理器脳 :自炊のバリエーションを増やしたい
ご飯を食べる頻度や自炊へのモチベーションなどをイメージしつつ、必要な機能を選びましょう。
一人暮らし・自炊のスタート時はパックご飯もあり
どのくらいの量を炊くべきか判断できない人は、パックご飯で食べる量を把握してみましょう。パックご飯1つでお茶碗1杯分(約150g)なので、5食・10食セットを購入して消費日数から逆算すると、適切なご飯の量がわかります。
また、これから炊飯器を購入する際は、今後のライフスタイルと照らし合わせて製品を選びましょう。自炊をするのか、外食やお弁当も取り入れるのか、具体的にイメージしてみてください。
炊飯器の必要性については以下の関連記事でも解説しています。